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破壊の御子(ラノベ/小説・紹介・感想)

著者:無銘工房 (著)
イラスト:宮井 晴輝 (イラスト)
出版社:宝島社

世界を想像した神が思う事。その意図に反してバランスをくずすような人は一度リセットさせてバランスを取らなければ!というエピソードってよくあるケース。この物語は女神の破壊の御子として異世界に転生した高校生の少年が、人族に虐げられる亜人(獣人)族側にたって戦乱の世へと導く物語みたいです。
とある人物の行った行為がどう評価されるかは、のちの世に書かれる歴史書を見ると分かるといいますが、前段では戦乱の世に導き、破壊と殺人の限りを尽くした御子という評価がされている感じです。
ただ、常に真実のみを語らないのも歴史というもの。本編をよんで、実際の史実はどうだったのか?破壊の御子の行いはどうだったのか?という切り口で読み進めていくと面白いと思います。

 

 

死と破壊の御子として転生した少年の終末譚のような物語

第1巻:

破壊の御子
発売日:2015/1/10

あらすじ(Amazonより): 突如として異世界に召喚された高校生の木崎蒼馬。人間が“亜人”を虐げる世界で、蒼馬は人間に捕らえられてしまう。しかし、ともに捕らえられた獣人族ゾアンの女の子・シェムルを助けようとしたことで信頼され、シェムルとともにゾアンに助け出される。人間たちに攻め込まれ、種族の存亡の危機に陥っているゾアンを目の当たりにし、蒼馬は自分の世界の知識を駆使して人間国家に反逆を開始する…。これは後に世界の破壊者として恐れられる「破壊の御子ソーマ・キサキ」となる少年の物語。

 

第2巻:

破壊の御子 2
発売日:2015/4/6

あらすじ(Amazonより):異世界に召喚された高校生の木崎蒼馬は、生命の危機を救ってくれた獣人族ゾアンに報いるため、軍略を授け、攻め寄せる人間の軍勢を撃退することに成功した。ゾアンを滅亡から救い、彼らの生存圏を確保するため、長い戦いが始まったのだ。人間たちの前線基地である砦を落とし、ゾアンの各部族を団結させた蒼馬は、続いて高い塀に囲まれた町・ボルニスの攻略を狙うが、それはゾアンだけでない、種族を超えた、人間への反攻作戦の始まりだった…。

 

第3巻:

破壊の御子 3
発売日:2015/10/7

あらすじ(Amazonより):ドワーフやディノサウリアンたち奴隷を解放し、ボルニスの町を手中に収めた木崎蒼馬に、ホルメア国から討伐軍が派遣される。討伐軍の指揮官は、歴戦の将軍ダリウス。討伐軍を迎え撃つべく奇襲を仕掛けた蒼馬だったが、軍略に長けたダリウスに、あっさりと見破られてしまう。訓練された兵士たちを的確に指揮するダリウスと、種族ごとの特性を生かして意表を突いた策を繰り出す蒼馬。二人の知略のぶつかり合い、「ボルニス決戦」の火蓋が切られた―。

 

しろ: チートやラブコメやハーレム要素のない神話的で歴史小説風な読者だと思います。タイトルやキャッチコピーにあるような歴史的な評価というヤツを頭に入れながら実際はどうなのよ!って観点で読み進めっていくと大どんでん返しなんかがあればいいなぁという感じ。

posted by しろ 投票 7 0


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