神殺しの英雄と七つの誓約＜エルメンヒルデ＞（ラノベ/小説・紹介・感想）

著者：ウメ種 (著)
イラスト：柴乃櫂人 (イラスト)
出版社：オーバーラップノベルス

神殺しの武器が意思を持つメダルでエルメンヒンデというヤツなのですが、主人公事態はまぁそんなに剣つよいとか魔法が得意だとかそいう感じじゃぁないですね。
相棒みたいなしゃべるメダルの武器の力をまとって神をも殺す力を出すことができるのですが、一緒召喚された13人の他の英雄たちは自らにチートスキルをもっていて無双したり人を助けたりできるからか主人公のレンジというアラサーの男性は、魔王を倒した後、自分を卑下してエルメンヒンデという武器なんだけどしゃべる相棒と世界を見せるべく世捨て人みたいにのんびり放浪しているって感じの前半です。
王様からもらった国宝並みの剣もその日の食いつぎために二束三文で売ってしまったり、ダメな感じはいい感じで反抗期な感じがしいないでもないです。

とはいうものの、周りは放っておかないわけで、ひょんなきっかけからまた昔の英雄仲間と会いながらお説教されながら、相変わらずやる気なしの気持ちが長続きしますが、だんだんと無双していくというかエンジンがかかるまでが長めの作品。

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更新情報 , 異世界ファンタジー

アラサー年長者勇者の自分探し的なそんな転生ファンタジーモノ

魔王を倒してのんびり放浪していたアラサーの神殺しな勇者は魔術学院の生徒と出会って表舞台にまた舞い戻る系

神殺しの武器エルメンヒンデとうしゃべって意思もある武器ともに紡がれる冒険章　

主人公の思い人に似た不思議な少女、一緒に召喚された第魔術師、賢者の女友達も主人公のに思いを寄せて姿をくらましてから頑張っている感じです。　

主な登場人物

※公式HPより抜粋

山田　蓮司（やまだ　れんじ）

十三人の英雄の中心人物。魔人討伐直後に行方をくらましたため殆どの人は彼のことを知らない。自己評価が低くそのため他の仲間から一線を引いたような立ち位置に居る。相棒は”喋るメダル”エルメンヒルデ。

フランシェスカ・バートン

アルバーナ魔術学院の生徒。貴族の家柄で子爵家の三女。のんびりとした性格。魔術学院の試験である魔物討伐をクリアするため、蓮司から戦い方を学ぶことになる

フエイロナ

森を愛する美貌のエルフ。弓が得意だが剣術や精霊魔術にも精通している。索敵や野営準備、罠の設置などもできる万能型。生真面目で物静か。堅物だが気を許した相手には冗談も言うなどよく気遣いができる性格。

ムルル

狼の獣人で身体能力に優れる少女。どこか儚い第一印象を受けるが実はかなりの食いしん坊で食にはあざとい。格闘戦が得意で魔術を一切使えないが魔力で身体強化をすることはできる。

ソルネア

蓮司が無人島の洞窟で出会った謎の女性。蒼い光を放つ水晶の中で眠っていた。その言動はかつての蓮司の想い人に似ている。

主人公一緒に召喚された13人の英雄

一応主人公が一番年上ってことになっています。

天城　宗一（あまぎ　そういち）

十三人の英雄の一人。魔人討伐後はアルバーナ魔術学院に通っている。「誰にも負けない力」を願い自身の意思が折れなければ必ず勝利を手操り寄せるチートを持つ。四大精霊の加護、女神と精霊神の祝福を受けた聖剣の担い手。

芙蓉　阿弥（ふよう　あや）

十三英雄の一人。魔人討伐後はアルバーナ魔術学院に通い「神に等しい力」を願い、魔力だけなら英雄たちの中で最強である少女。ただ強力すぎて使い辛い一面もある。

天城　弥生（あまぎ　やよい）

十三英雄の一人。宗一の実の妹。魔人討伐後はアルバーナ魔術学院に通う。普段は猫をかぶっているが仲間の前では地を出す。可愛いモノが好きで家事全般が得意。

宇多野　優子（うたの　ゆうこ）

十三英雄の一人。魔人討伐後はイムネジア王国の内政官として忙しい日々を送っている。実際は優しく仲間思いだが、言動が冷たく感じられ、誤解される。甘えるのが苦手。

井上　幸太郎（いのうえ　こうたろう）

十三人の英雄の一人。魔人討伐後は世界を旅してまわっているが、寂しがり屋のためによく仲間の前に姿を現す。銀髪に右か紅、左が金のオッドアイの中性的な容姿をしている。常にクールでカッコよくあろうとするが相手に強いられると素の着尺な性格が表に出てしまう。

久木　真咲（ひさき　まさき）

十三人の英雄の一人。女神から五本の刀のような魔剣を与えられた。剣の腕には自信があるものの、「勇者」宗一だけには勝つことができなかった。魔人討伐後は戦術都市（エルドレア）の学院に通っている。

九季　雄太（くき　ゆうた）

十三英雄の一人。卓越した剣技、異世界補正による身体能力、絶対防護の盾を持つ。周囲の人を立てて自分は裏方や縁の下の力持ちでいようとする。魔人討伐後はイムネジア王国の第三騎士団副団長を務めていている。

藤堂　柊（とうどう　ひいらぎ）

十三英雄の一人。ぽっちゃり系の青年。自分の料理で仲間が笑顔を浮かべる事を一番の幸せに感じる。魔人討伐後は王都の片隅で料理屋を営んでいる。

緋勇　結衣（ひゆう　ゆい）

十三英雄の一人であり、最年少。妖精のアナスタシア、亡霊騎士のナイト、レッドドラゴンのファフニイルと契約している。先天性色素欠乏症のせいで苛められていた過去がありそのために人見知り。

工藤　燐（くどう　りん）

十三英雄の一人。自分が興味ある事だけに関心を示す天才に似た変人。「存在しないマジックアイテムを作成できる知識と技術」を願い、強力な武器や防具で英雄達を支えた。

江野宮　雄一郎（えのみや　ゆういちろう）

女神には「邪魔をする全てを念じ伏せる力」を願った。優しい性格で非情になりきれず、魔人との戦いの際に左腕と恋人を失った過去を持つ。

伊藤　隆（いとう　たかし）

女神より「あらゆる武器を使いこなす力」を授かった血気盛んで豪快な青年。義に篤く強気を挫き弱気を助ける。

第1巻：

神殺しの英雄と七つの誓約＜エルメンヒルデ＞ 1 (オーバーラップノベルス)
発売日：2015/8/25

あらすじ(Amazonより):――さあ、『英雄』の続きを始めよう。「――みんな、俺の事を誤解してるんだ」異世界より召喚されし十三人の救世主の一人、山田蓮司（ヤマダレンジ）。彼は他の十二人と力を合わせ見事に“魔神”討伐を果たすも、その栄誉を捨て仲間と袂を分かち、行方をくらます。時は流れ、正体を隠し相棒の“喋るメダル”エルメンヒルデと共に旅をする蓮司は、その日暮らしだが穏やかな生活を送っていた。しかし、彼の平穏は魔術学院の生徒フランシェスカとの出会いをきっかけに終わりを告げる。オーク討伐を請け負った蓮司たちの前に現れたのは、かつて滅ぼしたはずの“魔神”の眷属で――!? 『七つの制約（エルメンヒルデ）』が解放されし時、最強の英雄が再び顕現する!! “神殺しの英雄”の称号を得ながら「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、ここに開幕。

第2巻：

神殺しの英雄と七つの誓約＜エルメンヒルデ＞ 2 「神殺しの英雄と七つの誓約＜エルメンヒルデ＞」シリーズ (オーバーラップノベルス)
発売日：2015/12/25

あらすじ(Amazonより):「見かけ通りさ。何処にでもいる、ただのしがない冒険者の一人でしかない」異世界より召喚されし『神殺しの英雄』、山田蓮司(ヤマダレンジ)。彼は魔神討伐直後に表舞台から姿を消すも、魔術学院に通う貴族の少女フランシェスカと出会い、村人に仇なす魔神の眷属を討伐する。その後、魔術都市に到着した蓮司は、冒険者ギルドにてフェイロナという名のエルフの青年を紹介される。冷静沈着な弓の名手である彼と親しくなった蓮司は、以降パーティを組むことに。そんなある日、蓮司は魔術学院の学院長から呼び出しを受ける。そこにはかつての仲間である十三人の英雄、『大魔導師』芙蓉阿弥(フヨウアヤ)たちの姿があった。大量の魔物が発生しているとの報を受けた蓮司は、正体を隠し、フランシェスカと共に討伐隊に参加する。さしたる脅威のない任務のはずだったが、突如魔神の眷属が現れ??!? 「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第二章開幕。

第3巻：

神殺しの英雄と七つの誓約<エルメンヒルデ> 3 (オーバーラップノベルス)
発売日：2016/3/25

あらすじ(Amazonより):獣人の少女ムルルと共に王都を目指す蓮司だが、死を予言され――!? 「約束して。生きて、私を王都へ連れて行って」「戦いは嫌いだ。……『英雄』という肩書は、そんな本心すら曇らせてしまうから嫌いだ」異世界より召喚されし救世主の一人、『神殺しの英雄』山田蓮司(ヤマダレンジ)。魔神討伐後正体を隠し旅を続けていた彼は、新たな仲間と共に魔神の眷属を討伐し、再びきな臭くなってきた世界で魔王シェルファの存在に思いを馳せる。ある日蓮司が冒険者ギルドを訪ねると、そこにはムルルと名乗る獣人の少女の姿があった。彼女は王都に居る十三人の英雄の一人、『賢者』宇多野優子(ウタノユウコ)に届け物があるという。一文無しの彼女に常識を教えつつ、蓮司は共に王都を目指すことに。一方王都の宇多野は、同じ十三人の英雄の一人である『魔法使い』井上幸太郎(イノウエコウタロウ)より、『未来視の魔眼』で蓮司の死を予言したと告げられ――!? 「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第三章開幕。

第4巻：

神殺しの英雄と七つの誓約<エルメンヒルデ> 4 (オーバーラップノベルス)
発売日：2016/6/25

あらすじ(Amazonより): ――『英雄』とは何か。「……エルが守った世界だ。だから、エルメンヒルデに見せてやりたかった。この綺麗な世界を」異世界より召喚されし十三人の英雄の一人、『神殺しの英雄』山田蓮司。同じ英雄の『料理人』藤堂柊と再開した彼は、その後フランシェスカと共に、王都で開催される武闘大会に出場することに。かつて蓮司は、世界でも仲間でもなく、たった一人――エルを選び『英雄』であることを放棄した。しかし、再び『英雄』という名の重圧と向き合うことになり懊悩する彼に、フェイロナは問う。「お前が思う英雄とはどういうものだ?」そしてついに、剣の師オブライエン、十三人の英雄『魔剣使い』久木真咲、『騎士』九季雄太達、強者ひしめく舞台の幕が上がる――! 「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第四章。英雄とは何か。その答えが、ここにある。異世界召喚直後を描く書き下ろし番外編「戦いの、始まり」収録。

第5巻：

神殺しの英雄と七つの誓約<エルメンヒルデ> 5 (オーバーラップノベルス)
発売日：2016/9/25

あらすじ(Amazonより):美しき魔王、シェルファ襲来!! 「欠けた神を――魔神を、導きなさい」女神アストラエラより告げられた願いを叶えるため。そして……再び世界を救うため。かつて魔神殺しを遂げた『神殺しの英雄』山田蓮司は、何の因果か、今度は“魔神復活の旅"を始めることに。十三人の英雄の一人『復讐者』江野宮雄一郎、『道具使い』工藤燐。かつての仲間たちとの出会いを経て、獣人や亜人の住むエルフレイム大陸へと向かう蓮司たち。しかしその渡航中、美しき魔王シェルファに襲撃され!? 「だから貴様は、何も守れぬというのだ! 」蓮司の制約を解放し、本気を出させるため。たったそれだけのために、魔王は殺戮の舞台を築き上げ――。「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第五章。蓮司とエルの過去を描く書き下ろし番外編「そうして、君の名前を呼んだ」収録。

第6巻：

神殺しの英雄と七つの誓約<エルメンヒルデ> 6 (オーバーラップノベルス)
発売日：2016/12/25

あらすじ(Amazonより):「今、約束を果たそう。望み通り――殺してやる」重傷を負い海没したレッドドラゴン・ファフニィルを助けるため、無人島に辿り着いた『神殺しの英雄』山田蓮司。そこで蓮司は、謎の女性ソルネアと出会う。彼女は無気力・無表情で、まるで生まれたばかりの赤ん坊のように何も知らなかった。蓮司のかつての相棒であり想い人――『神殺しの武器』“エル"のように。ソルネアとエルを重ねて見てしまう蓮司は、エルの犠牲によって成した魔神討伐後、魔王シェルファと交わした“約束"に思いを馳せる。 ――すべてに決着をつける時が来た。その予感は、すぐに現実のものとなる。「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第六章。

しろ：一緒に召喚された13人の日本人の英雄たちの中で一番年上なのがアラサーな主人公。世代や個性が違う英雄たちに慕われながらも自分探しの苦悩な旅からなかなか復活しない主人公が無双するまでを為に為まくって楽しみするところがいいのかもしれません。

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