堕落の王（ラノベ/小説・紹介・感想）

著者：槻影 (著)
イラスト：エレクトさわる (イラスト)
出版社：ファミ通文庫

怠惰属性で最強の魔王は寝ているほど強くなるというそしてしゃべることもほぼない感じなのですが、それゆえ最強で、周りの美女戦士や指揮官なんかが彼の寵愛をうけようと殺しあったり、寝ている魔王を始末しようとして返り討ちにあったりするのですうが、本人はほとんど寝ているだけで、「あ・・」とか「う・・」とかぐらいしか言わない感じです。
強さの象徴である怠惰の魔王をとりまく周りの魔王や配下の部下は嫉妬だとか強欲だとか色情だとか人間の本能みたいな属性オンパレードで勝手に自爆したり、戦いあったりちょっとアナーキーな感じしつつ、でっ？次の展開はどうなるの？ってなってしまう不思議なラノベだという感じです。

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更新情報 , 異世界ファンタジー

ほぼ銅像な怠惰の最強魔王を崇拝する周りの行動が面白い

第1巻：

堕落の王<堕落の王> (ファミ通文庫)
発売日：2015/1/25

あらすじ(Amazonより):男の名はレイジィ・スロータードールズ。かつてしがないサラリーマンだった彼は死後、異世界に転生し悪魔のクラスを得るが、自堕落に過ごし続けいつしか怠惰を司る魔王になっていた。その彼に「反旗を翻した暴食の王ゼブル・グラコスを討滅せよ」と大魔王の勅命が下る。だがベッドからピクリとも動かない怠惰の王レイジィ。そんな魔王の代わりに臣下である強欲のデジ、色欲のミディアが暴食の王の討伐へと向かうが―!?欲望渦巻く堕落転生ファンタジー!!

第2巻：

堕落の王II (ファミ通文庫)
発売日：2016/4/30

あらすじ(Amazonより):傲慢独尊のハード・ローダー。誰よりも先に堕落の王に仕えている無敵のレイジィ軍総司令官にして、最も魔王に近いとされる強大な力を持つ男。色欲のミディアをも震え上がらせる彼が、ついに主であるレイジィを倒すため立ち上がる。暴食のゼブルを討滅し、これまでのように惰眠を貪る日々に戻った怠惰の王と、傲慢を司どる悪魔が今、激突する……! 文庫書き下ろしの特典SS『ヒイロ・リベンジ』も収録、欲望渦巻く堕落転生ファンタジー第2巻登場!

しろ：ストーリーの中に置物みたいにただいるだけの主人公という奇想天外な設定なのですが、周りのやり取りや主人公に抱く登場キャラの気持ちなんかから物語が展開する流れが気になってしょうがなくなるのが不思議な作品です。

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