復讐完遂者の人生二周目異世界譚（ラノベ/小説・紹介・感想）

著者：御鷹穂積 (著)
イラスト：野崎つばた (イラスト)
出版社：CGノベルス

この物語の主人公の善政は妹の死から荒みまくる人生。
中学生のころ一緒に塾に通うようになってたまたま中身誘われてさぼっと
日に、兄をまっていた妹は不良中学生に暴行を受けて寒い冬の中全裸で息絶えていたという悲惨な事件により死んでしまいます。
残された家庭は崩壊し、兄である主人公は、5年の歳月をかけて、一人一人妹を傷つけた少年たちを殺していきー。最後の少年を殺して復習をやり遂げたときに自分で自分の命を絶つのです。
転生モノというと不慮の事故や不治の病などによって命を絶った後、前世で思い残した事や鬱屈などが異世界に転生してからの主人公のパーソナリティを決定図ける重要な要素だと思うのですが、この作品ではガチに人殺しの復習をして、やりとげて自らの命を絶った人物が主人公という点で、二週目の異世界譚とありますが、ハードボイルドな主人公の活躍が期待できる作品となっています。

posted by しろ投票数 ★ 票 3 票 0

更新情報 , 異世界ファンタジー

前世で不幸なほど力を持つというというダークファンタジーな転生モノ

登場事物はそれなりに暗い過去を持つものが多い。

物語の舞台は「アークレア」という世界。
転生者は来訪者としてこの世界で力を持つ存在として認知されている存在。案内人と呼ばれる元転生者や引き継いだ者達が転生したばかりの来訪者を迎え、生活ができるようにアドバイスをしているみたいです。

実はこの世界のおダンジョンには魔法具が眠っていて、力のある魔法者はその魔法具発掘する人材として広く受け入れられているという感じです。

面白いのが、前世で不幸な経験をするほど、「アークレア」に転生した時によりレベルが高い力を得ているという事。

その上で、極めた人材がそれぞれの属性毎にいる感じで、主人公の少年もクロと名乗って英雄の一人として頭角を現していきます。

という事は英雄レベルの力を持つ人ってそれぞれ引きづっているものがあるという濃いキャラクターとなっているのも想像がつくと思います。

主人公クロは、辛い最後を迎えた妹が自分と同じようにひょっとしたら「アークレア」に転生しているのでは・・と妹トワ探しも平行させるのでが、彼女も7英雄の一人として直ぐに主人公と逢い見舞えることになるのですが・・・転生当時前世の悲惨な記憶から精神を取り乱したため、記憶を封印した状態の彼女だったのでしたー。

と重たい感じの設定なのですが、ところどころにラノベ特有の美少女とのやりとりももちろんありますし、精神面でタフな主人公が、不幸な過去抱える案内役のシロという少女や奴隷の少女を助けたり、付き合ったり、思いを寄せられるようになったりとお楽しみ要素もちゃーんとあります。

メリハリのあるバトルファンタイーとしてもきちんと描かれている点でそれなりの長編モノにると期待できる作品だと言えそうです。。

復讐完遂者の人生二周目異世界譚

復讐完遂者の人生二周目異世界譚 1 (GCノベルズ)
発売日：2016/11/30

あらすじ(Amazonより):不幸を呑み込む黒の英雄、誕生! ! 妹を殺された過去を持つ黒野幸助は、犯人を見つけ出し復讐を遂げた。目的を果たした幸助はもはや現世に未練はなく、躊躇なく自らの命を絶つ。すると次の瞬間、幸助は異世界に転生していた。そこは不幸な過去を歩んできた者が転生される世界。その事を聞いた幸助は、殺された妹もこの世界に来ているかもしれないと考え、再会を望むのだが……。

しろ：登場人物前世がダークすぎる転生モノって実際は転生モノライトノベルの王道を行く要素がつまっていても、ダークファンタジーって雰囲気を行く行くまでまとっていくという不思議な法則がありそうな気がしました。

posted by しろ投票票 3 票 0