著者:昼寝する亡霊 (著)
イラスト: ジョンディー (イラスト)
出版社:CGノベルズ
日本語の表題よりも英語の表題の方がしっくりくる作品だと思いました。それっぽく訳すと「魔王になった。で、僕の所領は無人島」って感じでしょうか。
物語は転生した少年が魔族して生まれて幼馴染と育っていく日常ほのぼの系なお話。幼馴染の少女が主人公の事大好き系テンプレートそのもので、そして、歓楽街の美人娼婦からも好意をよせられ、一夫多妻な時にほのぼの、時に修羅場みたいなラノベらしい展開ある作品です。領地が無人島!?って事が主題になるという感じよりも、物語は魔族のほのぼの日常、時々俺スゲー主人公、そして幼馴染と美少女に好かれる主人公って構図が楽しめる作品だと思います。
面白い設定としては魔族の子供は見た目は年齢よりも数倍成長しているという設定でしょうか。見た目は大人なのに心は子供というヤツですね。そんな設定からも、30歳で転生したオヤジ脳を持つ主人公と幼馴染の女の子との幼少期のお色気たっぷり!?なやりとりなんかも期待できるのではないでしょうか?
あとは、魔族の人減は往々にして人族が嫌いという事。学校の先生も「人族は嫌いです!」と言い切っていますね。
そんな主人公は幼少期からそれなりに転生前の知識(主に剣と魔法がからむRPGとかみたいなゲームの知識)によりコツコツと魔法なかの鍛錬をつんでそれなりに強くなっていきます。そして魔王となるのですが・・この物語では魔王って魔族を束ねる王という訳でなく、人族でいう勇者っていう感じみたいです。
人間から転生した記憶を主人公の価値観はやはり、どこか冷静に異種族間の軋轢を見れることになるんでしょうが、人族と仲良く指定区的なお話しも今後期待できそうです。
魔王になったら領地が無人島だった1 (GCノベルズ)
発売日:2016/3/30
あらすじ(Amazonより): ひょんな事から異世界に転生した凪。彼が生まれたのはなんとモンスターの村だった。 魔族として生まれ変わり、カームと名付けられたはいいものの、文明レベルの低い異世界の生活は不便すぎた。 さらに、幼馴染みである肉食系の鬼っ娘が必要以上に迫ってくるしで、気を休まらない。 せっかく手に入れた第二の人生を生活しやすくする為、カームはその手にスコップを持ち、異世界の開拓を始めるのだった!!
魔王になったら領地が無人島だった 2 (GCノベルズ)
発売日:2016/10/28
あらすじ(Amazonより): 大量発生した魔物の討伐から帰ってきたカーム。待ち受けていたのは鬼嫁(物理)スズランの襲撃だった。娼館でラッテという女性に懐かれた事をスズランに白状すると、即座に話し合い(?)という名の殴り込みをかける事に…。さらには魔物討伐の噂を聞きつけた貴族から、紛争地帯へ出頭命令が下される。数々の修羅場が畳み掛ける様にカームへ舞い込む中、その様子を窺う者達が密かに暗躍していたのだった…。唐突に押し寄せる危険な事件!?人族との争いが絶え間ない最前線!!
しろ: 設定の面白さをベースにしたほのぼの幼馴染系+異世界冒険計、プチ成り上がり系・・こんな属性キーワードが好きな人にはお勧めできる一つかと思います。
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