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辺境の老騎士(ラノベ/小説・紹介・感想)

著者:支援BIS (著)
イラスト:笹井 一個 (イラスト)
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン

57歳となった老騎士は、時代が変わり辺境領地の勢力関係が変わる中、自分の財産を引き払い、少しでも領主の足しにと、相馬のスタボロスとともに、自分の死に場所を探すという目的のもと、辺境の各地を巡る旅に出るという話です。
各地の宿場町で舌鼓を打ちながらしんみりとお酒を飲む描写なんかは、お酒が飲めない人でもお腹が空いてきてしまうようなところもある感じです。
行く先々で、経験豊富で、人情深い主人公は、人を助けたり、手伝ったり、事件に巻き込まれたりとダンディズムをまとった旅情漂う作品です。

結婚もせず、領主の娘にすかれながらも政略結婚でひどい仕打ちを受けて、もどってきた彼女の息子や彼女からプレゼントしてもらった相馬スタボロス(名前に秘密があるようですが)、そして残った領地からは経験豊富な老騎士の力を借りたいと度々復帰の催促なんかあります。

辺境地域は因縁ある領主たちが納めていますが、そんな情勢に耳を傾けながらも、元仕えた領主の収める領地のことを思い、グルメと旅情あふれる物語はしんみりする大人のダンディズムとはなんぞや!?とおいうのが分かる作品かもしれません。

 

posted by しろ 投票数 1 0


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引退老騎士がきままな一人旅する長編グルメ旅情ファンタジーが渋い!

人情溢れる異世界ご当地グルメを堪能しながらダンディ老騎士がさまざまnイベントに巻き込まれる旅情物語

oldknightofhenkyo1.jpg

忠誠を誓った主人のため、最後の引き際は困窮するであろう領地の財政の少しでも足しになるようにと自分の財産を一切引き払って領地に治めて旅立つという男の美学・・

oldknightofhenkyo2.jpg

領主を継ぐ息子、その母親からも求められながら潔く身を引き、いつ死んでもいいと思る旅を楽しむ老騎士・・。でもそいう人を周りは掘っておかない・・というか巻き込まれますよねぇ。。やっぱり・・。


oldknightofhenkyo3.jpg世捨て人的な厭世的な旅から生が宿る旅へと旅路は変化していく・・・

渋すぎる‥

第1巻:

辺境の老騎士 1
発売日:2014/3/14

あらすじ(Amazonより):この旅は死ぬための道行きなのだ 長年仕えた領主の家に引退を願い出、騎士・バルドは旅に出た。 この世を去る日も遠くないと悟り、珍しい風景と食べ物を味わうために。相棒は長年連れ添った馬一匹の気ままな旅。 彼は知らない。それが新たな冒険の幕開けとなることを。

 

第2巻:新生の森

辺境の老騎士 2 新生の森<辺境の老騎士>
発売日:2015/5/30

あらすじ(Amazonより): 行き倒れた女騎士を助けたバルド一行。女性が騎士となることに、疑問を覚えるバルドだったが、彼女から魔獣狩りの相談を受け……。死に場所を探す旅路から、生きるための旅路へ――。バルドの冒険は続く。 /p>

 

第3巻:バルド・ローエンと王国の太子

辺境の老騎士3 バルド・ローエンと王国の太子
発売日:2015/5/30

あらすじ(Amazonより): 老騎士の過去と待ち受ける未来 ゴドン・ザルコスと別れた老騎士バルド・ローエンは、 再びオーヴァ川の西に渡った。 ロードヴァン城で行われる辺境競武会を観戦し、 女騎士ドリアテッサの戦いのゆくえをみまもるために。 傍観者としてその場に立ち会うはずの老騎士は、 思わぬ成り行きにより、事態の渦中に巻き込まれてゆく。 さらにバルドは、パルザムの王都に足を運ぶ。 それははからずも、中原全体を巻き込む動乱の序章となるのだった。

 

しろ: 騎士道って今の人だとあまりよく分からないと思いますが、こういう人情あふれる忠誠心というか、領主の元をはなれても、慈愛にみちた目で民を見守るような温かい感じなんだろうなぁ。とこの作品を読むと想像できてしまうのです。

posted by しろ 投票 1 0


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