著者:佐々山 プラス (著)
イラスト:霜月 えいと (イラスト)
出版社:電撃文庫
物語の世界の前提は神が実在したというもの。
神より、現実世界は作られたもので、そして物語の現実世界は外的な存在が何らかの目的をもってシミュレーション・プログラムとして具現化したものであるという事がとある研究機関の論文で発表され、それが真実だと立証され、教科書にも載っているという設定の世界です。
いわゆるバグと呼ばれる欠陥が存在する世界って訳なのですが、辻褄としては、文明の発達ともに事故拡張を続けた結果、ある日突然、複雑性の限界に達して”バグ”(機能異常)を抱えた人間が生まれたということに端を発しているという流れになっています。
この機能異常というのがどういうものかというと・・
髪の毛に触覚がある・・だとか、肌に摩擦力が働かないだとか・・・肉体年齢がランダムに変わるだとか・・生き物に触れられないで透過していまう・・・だとか、ラブコメでいう所のラッキースケベを連発するトリガーのようなネタになっている訳です。
物語の主人公も、考えすぎると、フリーズするというバグ持ちなのですが、そんな主人公が肉体年齢がランダムに変わるというバグ持ちの袖森(そでもり)という先輩少女に勧誘されて、学園内でバグ持ちである生徒をサポートする福祉美化委員会の仕事をいろいろとしつこくフラれるようにいなります。
彼女は学園のバグもちの事は何でも知っているのですが、なんともまぁそれがほぼ美少女ってのが人によっては嬉しいご都合主義になっている感じです。
何も考えず、ひたすら美少女達とバグという名のラッキー●●をにやにやしながらすかぁ――したい人ならば、いいかもしれない作品です。
ぼくらはみんなアブノーマル (電撃文庫)
発売日:2017/1/10
あらすじ(Amazonより):
“バグ持ち”美少女たちを救え! 問題だらけの青春ラブコメ!!
この世界はバグってやがる。日によって見た目が大人と幼女の間を行き来する、こいつもそうだ。成長期にもほどがある。 『蜂賀直哉! 私の委員会に入って一緒に“バグ持ち(アブノーマル)”を救おう!』 この袖森と名乗る先輩は、どうやら頭の方もバグっているようだ。そもそも退学の危機が迫る俺に、そんな暇は無い。うしっ! 深く考えるのはやめだ。なんたって俺は、考えるとフリーズしちまう超A級の“バグ持ち(アブノーマル)”だからな。 バグってしまった世界で、“欠陥美少女”たちとの青春ラブコメがスタートする。
しろ: こういう作品は深いことは考えず、テンプレートのような仕立てで登場するキャラクターのラッキー●●だとか、●●を純粋に楽しむだけでいいんだと思います。多分ですが・・。
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