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まるで人だな、ルーシー(ラノベ/小説・紹介・感想)

著者:零真似 (著)
イラスト:ゆきさめ (イラスト)
出版社:角川スニーカー文庫

主人公の少年は裏稼業を生業している父親が原因で両親から蔵のの中に隠れるように言われいます。
そこで不思議幼女に変身する箱「ストレンジボックス」に遭遇します。
その箱の幼女は、自分を構成する何かを代償にすることで1分間の奇跡を実現てくれると言います。そして主人公は、「打算さ」と両親から主人公の記憶は消えてしまうおまけ付で代償に両親を救います。

「打算さ」を失ってしまった主人公は、ストレンジボックスの奇跡の力を使いまくって人助けしまくるようになっていくのですが・・
「悲しみ」「恋」「キスの上手さ」「優しさ」といった人を人たらしめるような感情をどんどん失っていっちゃいます。逆にストレンジボックスの少女はだんだんと人間らしくなっていくというだんだんと人間らいくなっていくというちょっと哲学的なお話しです。

「人間らしさ」出している感情や心みたいなものをどんどん捨て去ってしまう主人公の良くつく果てがどうなるのか?ちょっと気になる作品ですね。
最後にですが、タイトルのまるで「ルーシー」だなって、この言い回しって、ジャワ島で発見された類人猿の化石ルーシーを思い出してしまいますね。
生命本能に駆り立てられて生きていた生物から人間へと分岐したであろう類人猿に、まるで人だな・・っていうのは多分ですが、人間たら占める感情を捨てた主人公だったりして・・。

 

 

願いを叶える不思議な箱の少女。代償は自分を構成する要素。

まるで人だな、ルーシー

まるで人だな、ルーシー (角川スニーカー文庫)
発売日:2017/2/1

あらすじ(Amazonより):


第21回[秋]スニーカー大賞《優秀賞》受賞作!


1分間の願いが叶う代償は【打算】【悲しみ】【キスのうまさ】……。少女の姿に展開するBOXは、《人身御供》となった御剣の願いを叶える。彼の人間らしさを贄にして。第21回[秋]スニーカー大賞《優秀賞》受賞作!


第21回スニーカー大賞“優秀賞”受賞作!「代償は、悲しみだけど?」「ああ。そいつは僕にいらないものだ」「そっか!」景色をその身に纏った少女・スクランブルはうれしそうに笑うと、小さく握りしめた拳で御剣乃音の腹を抉る―。人身御供となった御剣の願いを叶える神代タイム1分間の代償は“打算”“キスのうまさ”“愛情”etc.人の感情を贄にして、エキセントリックボックスはヒトに近づく…。最終選考会騒然の異色作!

 

しろ: 人から感情というものを取り去ってしまうと、植物みたいなものになってしまのか、本能のままに生きる肉食獣みたいになってしまうのか・・どっちなんでしょうね。人は、感情があるからこそ人は悩んだり、損得を考えるような打算的な考えをしてしまうというのは分かるのですが・・・。それを全部捨ててしまう主人公が最後に行きつく果てがどんな感じになるのか気になってしまいます。

posted by しろ 投票 3 0


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