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マージナル・オペレーション(ラノベ/小説・紹介・感想)

著者: 芝村 裕吏 (著)
イラスト: しずま よしのり (イラスト)
出版社:星海社FICTIONS

30歳ニートが活躍する場として良くあるパターンと言えば、異世界転生というのが多いかもしれまんが、この物語では、平和な日本の日常からはかけ離れた戦場を職場として選ぶという点がツボだと思います。

そして、これまでやりこんできた戦略ゲームや戦争ゲームで体にしみ込んだ軍事的な才能を発揮していく主人公。これまでニートだった主人公が自分の才能を開花させ、役立てることができる場がリアルな戦場だったー。というのが如何にも皮肉で残酷な現実を突きつけてきます。

 

posted by しろ 投票数 3 0


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30歳のニートは異世界転生でなくて、傭兵戦争オペレーターというのが真骨頂かもしれない

モニター越しに生身の人間が血を流す戦場で、点数稼ぎを優先させて村を滅ぼしてしまうという残酷な仕打ちをしてしまう主人公。

そうこれはゲームでも、異世界でもなくリアルな現実世界なんですね。
そもそも戦争そのものは、命を喰らい、理不尽で悲しい事が起こることが常ですね。SFや異世界ではなくテレビで見たことがあるようなリアルな現代世界でなまなましい現実を突きつけながら、身も心も変わっていく主人公に一種のカタルシスを感じるようなそんな物語かもしれません。

日本に住んでいると戦争って遠くの国で起きている事って感じがしますが、2巻からは中央アジアの内戦から日本も戦いの舞台の舞台となります。

中央アジアで起きていた国境紛争、政治イデオロギーと民族主義を盾に、大国が裏でスポンサーとなって起こされているのが現代の戦争と言えるのかもしれません。

そんな戦争を請け負い収益を上げる民間軍事会社で職得た主人公。
そしてその中で軍事的才能を見出し、戦地で仲間として戦い成長する少年・少女兵。彼らが躍進するにつれて、大国の意図や思惑からそれていくこともなんとなく予測できる展開が期待できそうですね。

まさに現代の勇者とうかそんな仕立ての一人の30代元ニートの生きざまを本作品で追いかけてみるのもいいかもしれません。

マージナル・オペレーション文庫・販売中の全巻!

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マージナル・オペレーション第1巻:

マージナル・オペレーション 01 (星海社FICTIONS)
発売日:2012/2/15

あらすじ(Amazonより):30歳のルーキー、戦場に立つ! 30歳のニート、アラタが選んだ新しい仕事(オペレーション)、それは民間軍事会社──つまり、傭兵だった。住み慣れたTOKYOを遠く離れた中央アジアの地で、秘められていた軍事的才能を開花させていくアラタ。しかし、点数稼ぎを優先させた判断で、ひとつの村を滅ぼしてしまう。 モニターの向こう側で生身の人間が血を流す本物の戦場で、傷を乗り越えたアラタが下した決断とは──? 『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が贈る、新たな戦いの叙事詩(マーチ)が、今はじまる!

 

マージナル・オペレーション第2巻:

マージナル・オペレーション 02 (星海社FICTIONS)
発売日:2012/9/13

あらすじ(Amazonより):次なる戦いの地は、日本! 中央アジアでの戦いを経て、一年ぶりに日本に降り立ったアラタと2ダースの“子供たち”。彼らを待ち受けていたのは、空港での通り魔事件と、日本の国家組織を名乗る謎の女性“イトウさん”だった──。通り魔事件、イトウさん、新興宗教、そしてかつての上司と同僚……全てが結びついたその時、アラタは東京の市街での作戦遂行を決意する──。『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が奏でる“現代の神話”、堂々の第二楽章開幕!

 

マージナル・オペレーション第3巻:

マージナル・オペレーション 03 (星海社FICTIONS)
発売日:2013/2/14

あらすじ(Amazonより):そして、仲間たちの血は流れる──。 新宿を恐慌に陥れた戦いの後、アラタたち一行は日本を出国し、タイへと降り立った。その地でアラタを待っていたのは、“子供使い”の悪しき影響で横行する少年兵を使ったビジネスと、“あの男”との思わぬ形での再会だった。再び、ファンタジーで現実を壊すべく、戦いに身を投じるアラタだったが、わずかな油断が、子供たち──そして、彼を愛した女の命を窮地に陥れてしまう……。熱帯の戦場に血飛沫が舞う、緊迫の第3巻!

 

マージナル・オペレーション第4巻:

マージナル・オペレーション 04 (星海社FICTIONS)
発売日:2013/6/13

あらすじ(Amazonより):敵は、人民解放軍──。 西側諸国からの要請を受け、キャンプ・ハキムを根拠地に2000人の少年少女兵を率いる“子供使い”こと新田良太は、ミャンマー北部の国境地帯に位置する村々を怒濤の勢いで攻略していく。 それに対し、ついに中国は正規軍である人民解放軍を投入する。無人偵察機や攻撃ヘリなどの近代兵器を惜しげもなく繰り出す敵に対し、アラタは的確なオペレーションで大打撃を与えていくのだが……。 守護天使・ジブリールとの関係にも新たな季節が訪れる、熱誠の第4弾──!

 

マージナル・オペレーション第5巻:

マージナル・オペレーション 05 (星海社FICTIONS)
発売日:2013/11/14

あらすじ(Amazonより):アラタたちの活躍により、人民解放軍は打撃を受けた。しかし、大国としての誇りを背に、中国はミャンマー侵攻作戦を継続する…。時を同じくして、スポンサーである西側諸国から切り離されるアラタたち。さらに、ミャンマー軍すらも中国側に寝返ってしまう。そして、その四面楚歌の状況の中、国境をこえて怒涛のごとく押し寄せる人民解放軍。敵は一四万人、味方は三〇〇〇人。この劣勢な局面で、新田良太の作戦指揮が暁を呼ぶ―。芝村裕吏が贈る英雄譚、ついにクライマックス!

 

マージナル・オペレーション-F

マージナル・オペレーション [F] (星海社FICTIONS)
発売日:2014/6/13

あらすじ(Amazonより):ソフィアのために、タイに渡った梶田。彼は、ソフィアのために何か為すことはできたのか…。うまくいかない人生の一コマを切り取ったハードボイルド「マフィアの日」。“最初の二四人”の一人であるハサン。父・アラタとの出会いや、彼の目から見た父の姿が語られる独白録「父について」。ライトノベル作家と編集者が、総武線の車内で見かけた赤毛の少女。彼女に話しかけたことから、事態は思わぬ展開に…。『マージナル・オペレーション』誕生秘話「赤毛の君」。アメリカ人記者、イーヴァ・クロダ。“子供使い”新田良太にはじめて接触した西側ジャーナリストによる、貴重な取材記録「ミャンマー取材私記」。そして、安定したミャンマー戦線を離れ、バングラデシュに向かったアラタとジブリールの束の間の休息を描いた「チッタゴンにて」。あの大ヒットシリーズの未収録エピソードや、その後の物語を収めた待望の短編集が登場

 

マージナル・オペレーション-F2

マージナル・オペレーション [F2] (星海社FICTIONS)
発売日:2015/3/12

あらすじ(Amazonより):銃火が止み、子供たちは惑う──。 銃を置き、日本の高校に進学したサキ。様々なギャップとアラタへの複雑な感情に悩む彼女に訪れた、三者面談の日を綴った「私のトリさん」。 元娼婦であり、アラタの語学の教師であり、現在は難しい立場でアラタに接するホリー。そんな彼女は、アラタの心を縛ることができるのか? 知られざる女の戦いが描かれた「新しい首輪」。 停戦後、変わりゆく生活に適応できず、懊悩するイブン。ただ純粋に父を規範とする少年に、自らの狭い世界を打ち破る日は訪れるのか?(「若きイヌワシの悩み」) そして、2014年秋の徳島マチ★アソビで行われたアナログゲーム「マージナル・オペレーション[R]」とつながる、もう一つの日本篇「子供使いの失踪」。 全てが本篇以降の時間軸に位置する、書き下ろし4篇を収録。待望の短編集第2弾!

 

マージナル・オペレーション-空白の一年(上)

マージナル・オペレーション 空白の一年(上) (星海社FICTIONS)
発売日:2015/9/16

あらすじ(Amazonより):西(ペルシャ)へ――。 村はアラタの指揮した戦闘で燃え、ジブリールたちは故郷を失った。 子供たちを引き連れたアラタは、サマルカンドを経由し、イラン――かつてのペルシャを目指す。 途次、シベリア共和国によると思われる不可解な襲撃を受け、目減りする資金を睨みながらも、一行を乗せた中古のバスは砂漠をひた走る。 日本篇までの空白の一年に何があったのか。いま、ジブリールの視点から、全てが明かされる。 芝村裕吏×しずまよしのりのタッグが贈る大ヒットシリーズ、再び砂漠の地へ――!

 

マージナル・オペレーション-空白の一年(下)

マージナル・オペレーション 空白の一年(下) (星海社FICTIONS)
発売日:2016/3/15

あらすじ(Amazonより):私がいて、あの人がいる。 赤い日本(ルビ:シベリア・ラーダ)による襲撃をかわしつつ、イラン――かつてのペルシャを目指すアラタたち。 国境を越え、アフガニスタンに入った一行が見たのは、無人機が遊弋(ルビ:ゆうよく)する荒廃した戦場だった――。 補給もままならぬ過酷な旅路に、子供たちは次々と病に倒れ、どこに行ってもシベリアによる監視の目が光る。果たして、砂漠の果てに安息の地はあるのか。そして、シベリアはなぜアラタに固執するのか……。 芝村裕吏×しずまよしのりのタッグが贈る大ヒットシリーズ、“新田の血”が時空を繋ぐ番外編、ここに完結――!

 

マージナル・オペレーション-改01

マージナル・オペレーション改 01 (星海社FICTIONS)
発売日:2016/3/15

あらすじ(Amazonより):ミャンマー奥地のキャンプ・ハキムで、三〇〇〇人の少年兵たちとともに中国人民解放軍との戦いを続ける元ニート・アラタ。ある日、彼のもとに奇妙な依頼が舞い込んだ。 依頼主である人民解放軍の女将軍・新的(ニタ)が持ちかけてきたのは、アラタが密林を出て国際的な孤立を続ける北朝鮮に渡り、かの国の体制支援を行うことだった。新的はテストと称して密林を切り開く工事を開始し、アラタ離脱の危機に、オマルたち部下は激しく動揺する……。 果たして、部隊はこのまま崩壊してしまうのか? 舞台は密林から極東へ――。新田家の血が、アラタを次なる戦場へと誘う。芝村裕吏×しずまよしのりが贈る大ヒットシリーズ、ここにリブート!

 

 

 

マージナル・オペレーション:コミック作品

コミカライズ作品・販売中の全巻!

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第1巻

マージナル・オペレーション(1) (アフタヌーンコミックス)
発売日:2013/11/22

あらすじ(Amazonより):ラノベやゲームを愛好するニート・新田良太(あらた・りょうた)。7年続けたニートの立場に耐えかね一念発起、ネットで見つけた外資系軍事企業PMSCsの好条件に魅力を感じ出来心で応募するが……。30歳ニート、異国で知る世界の現実に震える! 『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が描く人気小説に、気鋭のイラストレーター・キムラダイスケが挑む! これまでのミリタリーアクションとは一線を画す、このうえなくリアルな戦場成長シリーズが開幕!

 

第2巻

マージナル・オペレーション(2) (アフタヌーンコミックス)
発売日:2014/6/23

あらすじ(Amazonより):ラノベやゲームを愛好するおたくな主人公・新田良太(通称アラタ)。専門学校卒業後おたく業界入りを目指すが挫折し、7年続けたニートの立場に耐えかね、30歳手前で一念発起。ネットで見つけた外資系軍事企業PMSCsの好条件に魅力を感じ出来心で就職した。軍事企業に就職したニートが、異国での訓練期間で垣間見た、この世界の現実とは? 人気の小説を原作に気鋭のイラストレーター・キムラダイスケが初めて挑む連載漫画!

 

第3巻

マージナル・オペレーション(3) (アフタヌーンコミックス)
発売日:2014/11/21

あらすじ(Amazonより):7年続けたニートの立場に耐えかね、ネットで見つけた外資系軍事企業PMSCsに出来心で就職した青年・新田良太(通称アラタ)。訓練だと思っていた実戦で人を殺していた事に気づきどん底でのたうったアラタは自分の罪と向き合って生きるしかないと決意するが、赴任した基地で少年兵という過酷な現実を突きつけられる! 戦場で懸命に正しい道を模索するアラタを試すように現れる試練。そしてアラタの軍事的な才能が開花する!

 

第4巻

マージナル・オペレーション(4) (アフタヌーンコミックス)
発売日:2015/6/23

あらすじ(Amazonより):ニートであることに嫌気がさしネットで見つけた外資系軍事企業の募集にすがる思いで就職した青年・新田良太(通称アラタ)。訓練だと思っていた実戦で人を殺していた罪の意識と向き合って生きることを決意したアラタは、赴任先の中央アジアで少年兵たちと出会い、ともに生き、戦う! 子供たちを救うため戦場で戦わせるという矛盾をかかえつつ生きる道を模索するアラタは日本に一時帰国する。戦争のない国を見せるために!

 

第5巻

マージナル・オペレーション(5) (アフタヌーンKC)
発売日:2016/1/22

あらすじ(Amazonより):異国の戦地で出会った少年兵たちを指揮する、もとニートの青年・新田良太(通称アラタ)は戦争のない国を見せるため日本に一時帰国した。そんなアラタたちに日本の治安組織が接触し、新興宗教の教団に関わる任務を依頼する。ところが教祖に反抗する一派が民間人を標的にしたテロを起こし……国内の戦闘は是か非か。今や現代の伝説、アラタと少年兵たちの戦記、日本編完結!

 

第6巻

マージナル・オペレーション(6) (アフタヌーンコミックス)
発売日:2016/6/23

あらすじ(Amazonより):いまや世界の軍事関係者で知らぬものはないフリーランスの庸兵指揮官「子供使い」。もとニートの日本人青年・新田良太(通称アラタ)は、はずみで入社した軍事企業の赴任先、中央アジアで未来のない少年兵たちと出会った。子供たちを救うためとはいえ戦場で戦わせるという矛盾をかかえつつ生きる道を模索するアラタの次の舞台はタイ。スラムの子供たちを食い物にする悪徳業者を倒せ!

 

第7巻

マージナル・オペレーション(7) (アフタヌーンKC)
発売日:2016/11/22

あらすじ(Amazonより):少年兵、少女兵を活用し、合理的なオペレーションで生き抜いてきたフリーランスの庸兵指揮官「子供使い」。もとニートの日本人青年・新田良太(通称アラタ)は、はずみで入社した軍事企業の赴任先、中央アジアで未来のない少年兵たちと出会って以来、子供たちが戦うことなく暮らしていける世界を模索する。タイでスラムの子供たちを食い物にする悪徳業者から救い、自分たちの部隊へのリクルートを依頼されたアラタは苦悩する。

 

第8巻

マージナル・オペレーション(8) (アフタヌーンコミックス)
発売日:2017/3/23

あらすじ(Amazonより):現代日本では役立たずのニートだった新田良太(通称アラタ)は戦場で指揮官として才能を開花させ、現在はフリーランスの庸兵指揮官として少年兵、少女兵を率いる。タイでスラムの子供たちを自分たちの部隊へリクルートすることを打診されたアラタは苦悩しつつ依頼を受けるが、アラタを敵視し戦闘になった組織の正体が判明する!

 

しろ: ニートだった30歳の主人公がリアルな戦争とその中で才能を開花させて英雄的なミッションをこなしてゆくというモチーフはちょっとあまりない感じがします。2012年代に出た作品ということですが、プレイステーション時代のゲームのデザイナーさんの作品ということでちょっと気になってしまいました。

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