著者:野尻 抱介 (著)
イラスト:撫荒 武吉 (イラスト)
出版社:ハヤカワ文庫JA
ということで、この物質が最終的に宇宙開発に使われるというのはなんとなく想像できちゃう感じだったりするのですが、高校で化学部の部長をしていた女の子が文化祭の前に一人で化学室でやったいた事件中に学校が雷に直撃されてこの”ふわふわ”と彼女がなずける不思議な物質が生み出されるところからはじまるグロースハックな物語と最後のオチから目が離せないSF青春小説って感じです。
浜松西高校化学部部長・浅倉泉の人生の目標は“努力しないで生きること”。文化祭を前に泉は、ただ一人の部員・保科昶とフラーレンを生成する化学実験を行なっていた。そのとき学校を雷が直撃!実験失敗と落胆する泉の眼前には空気中に浮かぶシャボン玉のような粒子が生まれていた。ダイヤモンドより硬く空気より軽いその物質を泉は“ふわふわ”と名づけ、一儲けしようと考えるのだが…伝説の星雲賞受賞作、ついに復刊。
「努力をしないで生きる事」を人生の目標としていたとある女子高生が偶然”ふわふわ”と呼ばれることになるシャボン玉のような不思議な物質を大発見してしまいます。
いきなり事業経営をすることになって趣味を兼ねて研究をはじめ逆に没頭していくことで事業はどんどん拡大しいってしまうという、人生の目標とはちょっと逆を行ってしまうようなオチ感じのある作品です。
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)
発売日:2012/7/24
あらすじ(Amazonより):浜松西高校化学部部長・浅倉泉の人生の目標は“努力しないで生きること”。文化祭を前に泉は、ただ一人の部員・保科昶とフラーレンを生成する化学実験を行なっていた。そのとき学校を雷が直撃!実験失敗と落胆する泉の眼前には空気中に浮かぶシャボン玉のような粒子が生まれていた。ダイヤモンドより硬く空気より軽いその物質を泉は“ふわふわ”と名づけ、一儲けしようと考えるのだが…伝説の星雲賞受賞作、ついに復刊。
しろ: どこかノスタルジックな感じもする学園を舞台にしたSFな成り上がり物語。そして主人公の化学オタクでグータラっぽい感じがするけれど、実はめちゃくちゃ頭が切れる!風な泉さんが良い感じかも。
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