著者:野崎 まど (著)
イラスト: シライシ ユウコ (イラスト)
出版社:ハヤカワ文庫JA
60年後ぐらいン近未来ってどんな感じなのでしょうか?ここ最近IoTだとか人口知能だとか言われ始めていますが、このも語りの舞台の2081年には、人造の脳チップの埋め込みが義務化されている社会。
デバイスが脳内に直接埋め込まれて電脳な恩恵を受ける人々と、そうすることで逆に社会を監視しようとする当局という感じのよくありがちな近未来ものが好きな人であれば思わず手に取ってしまいそうな作品かもしれません。
スマホの画面ばかり見ている人って最近多いですが、そんな情報端末が脳内に組み込まれて、その果てに人々の脳がオーバーフローしちゃうみたいな科学技術の進化と人の進化とが融合した行方が行き着くところはユートピアなのか、破滅か...みたいな最後のオチが気になる作品です。
know (ハヤカワ文庫JA)
発売日:2013/7/24
あらすじ(Amazonより):超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。 情報庁で働く官僚の御野・連レルは、 情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、 道終・常イチが残した暗号を発見する。 その“啓示"に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女だった。 道終の真意もわからぬまま、御野は「すべてを知る」ため彼女と行動をともにする。 それは、世界が変わる4日間の始まりだった――
しろ: サイコパスやその他のSF・ミステリー作品など本作に似たような近未来を舞台にしたSFな作品って数多く出ている感じがするのですが、このknowという作品では、電脳技術の進化ともに、人間の脳と直接つながれることになるI/Oな装置。そんなチップと脳が融合するような技術革新が起こす近未来社会ってどんなオチになるのかというのが気になる作品
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