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ラノベアニメ無料ゲームガジェットコラム

キノの旅 the Beautiful World (ラノベ/小説・紹介・感想)

著者:時雨沢恵一
イラスト:黒星紅白
出版社:電撃文庫

スウィフトのガリバー旅行記、ほら吹き男爵の冒険など奇異な旅を通して人間の本質をさまざまなエピソードにより暗示するような読んだ人の経験から来る価値観や感受性によりさまざまな楽しみ方ができる過去の名作はいくつかあります。キノの旅という作品は、10代半ばのキノという少年風少女とその少女が乗るバイクで相棒エルメスとともに各国を巡る1話完結型のSFファンタジー。ビクトリア王朝時代を彷彿させる世界観設定と、SFチックなメカなども混在するスチームパンクな香りもする世界観がアーティスティックな趣ある作品です。銀河鉄度999というアニメがありましたが、それをもっとスチームパンク風にした感じがちょっと風変わりなテイストを醸し出いしています。キノ少年は多くの国をまわるのですが、それぞれの国をキノの視点を通してその「人の痛みが分かる国」だとか、「塔の国みたい」なさまざまな哲学がテーマに織り込まれた国を旅人キノの視点でそれぞれの国の本質を見て、観察して行く様をみて人の嵯峨や人間の本質というものをなんとなくうーん、あるあると共感しながら次のエピソードをよみたくなってしまうような作品です。

 

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世界は美しくない・・人間という生物の本質は旅人キノの視点でクールに見てゆく連続SFファンタジー小説

キノが旅をする国を一つの文化や哲学、考え方といったパッケージにすることで、さまざまな価値観や人生感というものを足早にタイムトリッパーのような感覚で読み進めることができるような文芸いチックなSF風なノリもあるところが好きな人には刺さるのではないでしょうか?

※キノが乗るエルメスのモデルとなったと言われるブラフ・シューべリアSS100

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キノの相棒のバイク、エルメス:ブラフ・シューべリアSS100 とうらしいですがスチームパンクの匂いがプンプンするクラシックバイクで、でもナイトライダーのように超先端科学?でAIをもっているようなエルメスという設定はスチームパンクな匂いがぷんぷんします。

余談)プロローグにつて

森に暮らし森から出る気のないキノの師匠の下である日キノは川沿いで見かけた旅人にキノの事を助けてくれたのキノの面影をみて旅立つことを決意するようですが、実はこのころのキノはれっきとした女の子の格好をしています。旅に出る前に師匠により剣術、エルメスの乗りこなしなどを教え込まれ、格好も旅にはその姿は好ましくないとの事で男の子のカッコウをするのですが、師匠はキノが旅立つのをある程度予測していたのでしょうね。本来主人公たる人物は少年というケースが多いですが、能力、素質ともに優れているが10代前半の少女がキノを求めて旅立つとういうプロローグとなっています。師匠は世の中どう転ぶか分からないといっていますが、恩人のキノの母親と会い息子の死を知った母親を殺してしまうのですが・・・実は全部師匠の手のひらで踊っていた訳なんですが…こういうプロットが秀逸だったりします。

プロローグでは、キノは10代初めの少女という設定ですがボーイッシュで自分のことを僕と呼ぶようになるキノ言動や行動がまさに見守ってやりたくなるような10代の少年らしいキャラクターを彷彿とさせ母性本能をくすぐるというか、見守りたくなってしまう何か不思議な魅了に取り付かれてしまうのが不思議な感じなのです。

旅を続けるにしたがいさまざまな人間模様を観察する中でクールで冷淡でどこか悟りを開いたかのような冷静でクールな落ち着きをもつようになったキノにどこか惹かれるんでしょうねぇ。まだ大人になり切れていないはずのキノが言うと、至極純粋でもっともらしいことに聞こえてしまうのは役回りということでしょうかฅ(^ω^ฅ)

キノの旅:発売中の全巻

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1巻:

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))
発売日:2000/7/1"

あらすじ(Amazonより):"「キノはどうして旅を続けているの?」「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小なやつではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ。……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」 ――短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。今までにない新感覚ノベルが登場!"

2巻:

キノの旅〈2〉the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2000/10/1"

あらすじ(Amazonより):"砂と岩の砂漠の真ん中で、キノは空を見上げていた。晴れている。頭を下げて、石造りの口を開ける井戸を見た。涸れている。「だから言ったとおりだよ。最初からこれじゃあ旅なんて無理だよ。キノ。旅人に一番必要なのは、決断力だよ。それは新人でも、熟練の旅人でも同じ。違う?」「いいや、エルメス。それはきっと運だよ。旅人に一番必要なのは、最後まであがいた後に自分を助けてくれるもの。運さ」人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)"

3巻:

キノの旅 (3) The Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2001/1/1"

あらすじ(Amazonより):真っ白だった。上も、下も、右も、左も、ただ白かった。「見事に何も見えないな」「見事に何も見えないね」「でも、すぐにまた、見えるようになる」「見えるようになるだろうね」「ねぇ。見えるようになって、目の前にきれいさっぱり何もなかったらどうする?ちょっと嬉しくない?」「ああ。でも、そんなことはありえないことを、ボクは知ってるからね」「晴れたら、どうするつもり?」「そうだな…、ここにいても仕方がないし、ボクにできることもない。出発するだろうな。それだけだ」人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。短編連作の形で綴られる、大人気新感覚ノベル第3弾。

4巻:

キノの旅 (4) the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2001/7/10"

あらすじ(Amazonより):人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の物語。全10話収録。

5巻:

キノの旅 (5) the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2002/1/10"

あらすじ(Amazonより):そう―。この世界は美しく、そして輝いている。ボクの心を落ち着かせ、なごませてくれる。辛いことを忘れさせてくれる。それが、ボクの心がおかしくて、狂っていて、壊れていることの証明だとしても…。それでもボクは、そう思えることを幸せに思う。思える今を大切に思う。さあ―。ボクはこれからもこれを見続けよう。ボク以外の世界中の人が、これを美しくないと吐き捨てても。そう思うことが、これ以上ないほどの間違いだとしても。ボクが、これを美しいと思うかぎり。人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。短編連作の形で綴られる、大人気新感覚ノベル第5弾。

6巻:

キノの旅 (6) The Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2002/8/10"

あらすじ(Amazonより):よくない道だねえ、と走ってきたモトラドが言った。後輪の脇には箱が、上には大きな鞄と丸めた寝袋とコート。旅荷物をたくさん積んだモトラドだった。でもやっぱりこれは近道だよと、モトラドの運転手が言った。黒いジャケットを着て、帽子とゴーグルをした十代中頃の若い人間だった。腰を太いベルトで締めたジャケットの前合わせは、初夏の風が入るように大きく開けていた。その下に、白いシャツを着ていた。人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。短編連作の形で綴られる、大人気新感覚ノベル第6弾。

7巻:

キノの旅 (7) the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2003/6/10"

あらすじ(Amazonより):―モトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)の反対側で、運転手が草の上に座っていた。両足を前に出して、後ろに手をついて、そして空を見上げていた。春の暖かい太陽に、蒼い空を背景にいくつかの雲が流れていく。運転手は十代中頃で、短い黒髪に精悍な顔を持つ。黒いジャケットを着て、腰を太いベルトで締めていた。―人間キノとモトラドのエルメスは“動いている国”に出会い入国する。その“動いている国”が進む先には“道をふさいでいる国”があった(「迷惑な国」)。他全8話収録。短編連作の形で綴られる、新感覚ノベル第7弾。

8巻:

キノの旅 (8) the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2004/10/10"

あらすじ(Amazonより):「あー…」運転手が口を開いた。力のない声だった。「何さ?キノ」モトラドが聞いた。キノと呼ばれた運転手は、ポツリと「お腹すいたな」「だったら、止まって休む!空腹で倒れられたら―」モトラドの訴えを「はいはい。何回も聞いたよ、エルメス」キノは流す。エルメスと呼ばれたモトラドは「分かっててやってるんだから」呆れ声で答えた。「そもそも、あの国が滅んでいたのがいけない」カーブを抜けながら、キノが言った。―お腹をすかせたキノとエルメスが辿り着いた場所には、盆地の中央を埋め尽くすように、数百人の難民が集まっていた…(『愛のある話』)他、黒星紅白が描くイラストノベルも含め全8話収録。

9巻:

キノの旅〈9〉the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2005/10/1"

あらすじ(Amazonより):空には、暖かい午後の太陽が浮かんでいました。なだらかで大きな丘を登った時、丘の向こうが見えた時、キノは驚きの声を出しました。「あれ?なんでだろう」急ブレーキをかけられて止まったエルメスも、「おや」やっぱり驚きました。そこには国がありました。広い草原に、城壁が見えました。白い城壁が、大きな円を描いていました。―キノとエルメスが辿り着いたのは、城壁が続く大きな国。そこに国があるとは聞いていなかったので驚きつつ、入国するための門を探して走り続ける。しかし…(『城壁の話』)他、全15話収録。

10巻:

キノの旅〈10〉the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2006/10/1"

あらすじ(Amazonより):―「いい歌だった。歌もいいけど、歌手の声と歌い方がとても素敵だった。気に入った」「おや、キノがそこまで満足げに言うとは珍しい」歌が終わった直後から、まるでそれがスイッチだったかのように、広場には人の動きが生まれていた。歩いて城壁へ向かう人や、店のシャッターを開く人、馬車を用意する人、または自動車のエンジンをかける人。そんな中の一人、エプロン姿の中年の女性が、キノを目に止めて話しかけてきた。「旅人さん。さっき入国したのよね?今の歌聴いたかしら?いい歌だったでしょう?素敵な歌声だったでしょう?」(『歌姫のいる国』)―他全11話収録。

11巻:

キノの旅〈11〉the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2007/10/1"

あらすじ(Amazonより):ある春の日。山からの冷たい雪解け水が、森の緑に活力を与え始める頃―。朝の日を背に受けて、キノとエルメスは、とある国を見下ろす山の上にいました。あとはもう道を下っていくと、そこにある森に囲まれた広い城壁の中へと、城門へとたどり着く場所でしたが、「こりゃ入れないね、キノ」エルメスとキノは、そこから動こうとしません。見えるのは、国内のあちこちが上がっている火の手でした。たくさんの家が燃えています。風に乗って、薄く煙が、そして人間の悲鳴が聞こえました。(「お花畑の国」)他―全11話収録。そして、今回の“あとがき”は…。

12巻:

キノの旅XII the Beautiful World<キノの旅> (電撃文庫)
発売日:2008/10/10"

あらすじ(Amazonより):そして、すぐに、キノとエルメスは大きな病院の前にさしかかった。玄関ドアの前に、数人の看護婦が見送りをするために並んでいた。さらに、一台の黒塗りの車が道に止まっていて、運転手がそのドアを開けるところだった。車の後ろにエルメスを止めて、キノはその光景を眺める。やがて、祝福の声に包まれて、病院から夫婦が現れた。若い二人は顔に笑顔を浮かべながら、夫の方は大きな鞄を、妻の方は、小さなバスケットをその手に抱いていた。夫婦はお世話になった看護婦達に何度もお礼を言って、幾人かと笑顔で抱き合った。(プロローグ「幸せの中で・b」)他、全16話収録。

13巻:

キノの旅〈13〉the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2009/10/10"

あらすじ(Amazonより):「何だ?」キノが『フルート』を構えてスコープを覗いて、今いる丘の上から地平線を見下ろします。しばらくして、ようやくそれが何か分かりました。大量の土煙を生み出していたのは、大地を埋め尽くすような大型動物の大群でした。大きく太い体と頑丈そうな四肢を持つ、鈍い灰色をした草食動物です。「この辺に住むサイの一種、だね。水が欲しくて集団で移動中なんだよ」エルメスが言いました。灰色のサイの群は、何千頭、または何万頭いるのか分かりませんが、濁流のような密集度と勢いで大地を進んできます。その進む先には―「あ…」『フルート』を向けたキノが、声を漏らしました(「この世界の話・b」)他全11話収録。

14巻:

キノの旅XIV the Beautiful World<キノの旅> (電撃文庫)
発売日:2010/10/1"

あらすじ(Amazonより):「なあ……、アンタだろ? 昨日入国したキノって名前の旅人さんは。ラジオで聞いたぜ!」「ええ、そうです」「立ち話で悪いけど、すぐに済むからちょっと聞いてくれよ! この国の酷いところをさ!」「酷いところ、ですか?」「ああ……。つい先月のことだ。この国では、法律で×××××が禁止された! それまで普通に買えたし、楽しめていた×××××だが、今はもうダメだ! 製造も販売も購入も、ましてや単純所持もダメだ! 俺なんか、働いた金で買った×××××をすべて提出しろと言われたぜ! 提出しないと、逮捕だ」「急に厳しくなったんですか?」(第三話「規制の国」より)他全13話収録。

15巻:

キノの旅XV the Beautiful World<キノの旅> (電撃文庫)
発売日:2011/10/8"

あらすじ(Amazonより):キノとエルメスは、西に向かって走っていました。大地がほんどん岩なので、舗装道路並みに固いです。段差もなく、どこを走っても道になります。キノは快適にエルメスを走らせ、そして次に進路を塞ぐサボテンをゆったりと避けながら、「もともとは、師匠から聞いた話なんだ」「じゃあ、結構前の話だね」エルメスが言って、キノは頷きました。「だね。師匠はこう言っていた―“とてもとても美しい廃墟があった。岩山の麓に石で作られた国があった、泉から引かれた綺麗な水がまだ水路を流れていた。今にでも何万人もが住めそうなほど綺麗な町だった”って」(第三話「過去のある国」より)他全10話収録。

16巻:

キノの旅XVI the Beautiful World<キノの旅> (電撃文庫)
発売日:2012/10/10"

あらすじ(Amazonより):「ボクは昔、一生海を見ることなく過ごすのかと思っていたよ、エルメス」キノが感慨深げにそう言うと、エルメスと呼ばれたモトラドが、軽い口調で返す。「まあ、この世界に住む、ほとんどの人がそうじゃない?」「そうだね。城壁の外に出る人の方が少ない。それは、旅をしてよく分かった」「もっとみんな、城壁の外に出て行けばいいのにねえ。この世界の人間は、どうも“ひきこもり”がちだよ」「“この世界”ってことは……、エルメスは、別の世界を知ってるのかい?」「さあ? そんなの、あるの?」「聞いたのはボクなんだが……。まあいいや。――」(「死人達の国」)他全10話収録。

17巻:

キノの旅 (17) the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2013/10/10"

あらすじ(Amazonより):エルメスが強奪された―。『新しいあなたになりませんか?新しいあなたになれます!私達と!―“人生の真実を見つけるホウデンの会”』。エルメスを奪った者たちは、怪しげなテレビCMを放送する宗教団体のメンバーだった。しかし、その国には彼らのような宗教団体を手厚く保護する法律があって…(「神のいない国」)。その他、2013年4月より新聞紙上でウィークリー連載された話題の小説&イラストも完全収録!書き下ろし8話を含む全18話という、シリーズ史上最大のボリュームでお贈りする「キノの旅」17巻。

18巻:

キノの旅XVIII the Beautiful World<キノの旅> (電撃文庫)
発売日:2014/10/10

あらすじ(Amazonより):最後の峠を超えたのは、昼過ぎだった。絶好の見晴台からは、巨大な盆地が一望できる。そこには、5つの国があった。キノとエルメスはゆっくりと近づいて、三日間の滞在許可を求める。 「ほう、旅人さんは盆地の国々を回りたい? ならば、とてもいい時に来ましたね」 「この盆地の国々の、四年に一度の大戦争がもうすぐ勃発するんですよ! 熱い、戦いの火蓋が切って落とされるんです」 「奇跡だよ!」 「大戦争、楽しんでいってね!」 (「スポーツの国」)他全13話収録の第18巻が登場!

19巻:

キノの旅 (19) the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2015/10/10"

あらすじ(Amazonより):"記念すべき15周年に贈る、キノとエルメスの旅の物語。最新19巻が登場! 「師匠は言った。""私の長い旅の中でも、最も印象に残っている国の一つだった。あの国のことは、忘れようとしても忘れられない""って」「なるほど。あのお師匠さんが詳細を語るのをもったいぶるくらい、とても素晴らしい国だったんだね! 」「または、一生忘れられないほど酷くて酷くて、ボクに伝えることすら憚られるほど、本当にどうしようもない国だったか……」「でもさ、すでにそれ以外に、どうしようもない国の話をたっくさん聞いているよね。すると、それら以上?」「うーん……。そうなると、もはや想像がまったくつかないね。なんにせよ、そこにボクがもうすぐたどり着けるというのは、嬉しい」 キノが言った時、城壁が遠くに見え始めた。 「さあて、どんな国だろう?」 キノが楽しそうに言って、エルメスのアクセルを開けた。 (「美しい記憶の国」他全12話収録) ""あとがき""は15周年スペシャル×××××!!"

20巻:

キノの旅XX the Beautiful World (電撃文庫)
発売日:2016/10/8

あらすじ(Amazonより): 人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。記念すべき20巻が登場!


「旅人さん! オレには分かるよ、実は女性だろ? マニッシュな雰囲気がステキだぜ! だから単刀直入に言うぜ! オレの彼女にならないか?」 キノは、一人の男にそう話しかけられた。ガラガラだった店で生魚の切り身を美味しく平らげて、港に面した広い歩道にとめていたエルメスに近づいた時だった。「はい?」口調は若かったが、実際には四十歳は越えているだろう男だった。身綺麗で、暑い中、小洒落たジャケットを着ている。不自然なニコニコ笑顔で、「おっと、怒った顔も綺麗だぜ?」「いえ、呆れています」「だろう? 呆れた顔も美しいぜ?」(「拘らない国」)他全11話収録。


「旅人さん!マニッシュな雰囲気がステキだせ!だから単刀直入に言うぜ!オレの彼女にならないか?」キノは、一人の男にそう話しかけられた。ガラガラだった店で生魚の切り身を美味しく平らげて、港に面した広い歩道にとめていたエルメスに近づいた時だった。「はい?」口調は若かったが、実際には四十歳は越えているだろう男だった。身綺麗で、暑い中、小洒落たジャケットを着ている。不自然なニコニコ笑顔で、「おっと、怒った顔も綺麗だぜ?」「いえ、呆れています」「だろう?呆れた顔も美しいぜ?」(「拘らない国」)他全11話収録。

学園キノシリーズ 発売中の全巻

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1巻:学園キノ

学園キノ (電撃文庫 (1283))
発売日:2006/7/10"

あらすじ(Amazonより):木乃は言葉を話す携帯ストラップ・エルメスと学園生活を楽しむ、ごく普通の女子高生。 だが、その正体は銃を武器に魔物と戦う正義の味方だった! 学園一のモテ男・静先輩も登場し、青春街道まっしぐら!? 『キノの旅』 のキャラクターが別の世界観と設定で大活躍する学園コメディ! ―― キノファンは覚悟して読むべし?

2巻:学園キノ

学園キノ〈2〉 (電撃文庫)
発売日:2007/7/1"

あらすじ(Amazonより):人間・木乃と言葉を話すストラップ・エルメスの学園のお話。「宿題~真夜中のデッドリミット~」―Dead Limit、第四部・学園編第四話「茶子の爆弾物語」―Tea Breaks!、第四部・学園編第五話「千の鉄砲を持つ少女」―Role Playing Game、第四部・学園編第零話「エルメス大地に立つ」―Strap Meets the Girl.番外編「とある静ととあるサモエド仮面のとある夏のとある一日」―a Day of a Dog in Dog Daysで構成。

3巻:学園キノ

学園キノ〈3〉 (電撃文庫)
発売日:2009/6/10"

あらすじ(Amazonより):もうココまで来たら、誰も彼(←誰?)を止められない!?これは、謎の正義の味方に変身する腰にモデルガンを下げてちょっと大飯喰らいなだけの普通の女子高生・木乃と、人語を喋るストラップのエルメスが繰り広げる、硝煙反応たっぷりの連射乱射な物語。静先輩やサモエド仮面、陸太郎にワンワン刑事、茶子先生とティーが登場しちゃってます。そしてそして、今回は「え~!?その人出しちゃうのーー?」という人が出たりします。―この小説は最初から最後までフィクションです。実際の内閣総理大臣、日本国政府、防衛省、東京都、神奈川県、「キノの旅」とは一切関係ないです。

4巻:学園キノ

学園キノ〈4〉 (電撃文庫)
発売日:2010/7/10"

あらすじ(Amazonより):これは、謎の正義の味方に変身する腰にモデルガンを下げてちょっと大飯喰らいなだけの普通の女子高生・木乃と、人語を喋るストラップのエルメスが繰り広げる、硝煙反応たっぷりの連射乱射な物語。―だけど今回はバンド話。ドラム・犬山!ベース・静先輩!ギター&ボーカル・木乃!茶子先生もなんか怪しく活躍しちゃって!サモエド仮面も、ワンワン刑事も当然大暴れ!?そしてあの子とかまで出しちゃって―!「キノの旅」ファンから絶対に怒られるからー、知らないからね…な第4巻。

5巻:学園キノ

学園キノ〈5〉 (電撃文庫)
発売日:2011/7/8"

あらすじ(Amazonより):これは、謎の正義の味方に変身する腰にモデルガンを下げてちょっと大飯喰らいなだけの普通の女子高生・木乃と、人語を喋るストラップのエルメスが繰り広げる、硝煙反応たっぷりの連射乱射な物語。今回は「もし高校野球の女子マネージャーが茶子先生の『すぐやる部』を呼んだら」ってお話と、「かなりピンぼけ」ってお話の2本立て。

くろ: キャラクター小説というジャンルに分類されるライトノベルという点ではちょっと風変わりな作品なのですが、宮沢賢治や海外の近代SF系文芸原作が好きな人はハマる作品だと思います。

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