著者:住野 よる (著)
イラスト:
出版社:新潮社
多感な時期の10代を舞台にした、人間関係をテーマにした作品。5人の登場人物が登場し、彼、彼女はそれぞれ、特殊な能力を持っています。起動哀楽が分かったり、話している人の言葉を聞くと、頭の中に「ビックリマーク(!)」や「クエッションマーク(?)」が浮かぶ能力だったり・・・。それソぞれの登場人物が、自分以外の友人のホンネといういうか、感情をそんな特殊な能力をつかってちらっとわかってしまうことを「か・く・し・ご・と」としてお互い隠しているという青春ストーリーという発想は面白いですね。
本屋に平済みされたたり、電車の窓広告にもはってあったり、今、「君の内臓を食べたい」とともに、よく目にする作品ですが、この作品の面白いところは、それぞれの登場人物が自分だけもっているはずだという他人の想いをちらみする能力を実は自分以外ももっていて、それを使いあいながら、ギクシャクするような思春期の人間関係や感情が赤裸々につづられているところでしょうか。 物語は、それぞれのキャラクター視点でそれぞれのエピソードを5人の視点から紡いでいる感じですが、学生生活って、リアルに充実ているようなイベント場面でも、人それぞれ嫉妬だとか勘違いだとか、ヘタレ野郎!だとかNTRだとかそいういうドロドソしたものを抱えながらも、一緒にいようとする「協調」という習性に流されながら学校とうある意味閉ざされた世界の記憶というのに共感できるんでしょうね。 そして、その世界から出てみると、そいうのって想い出として、ドロドロしたものが段々薄れてくるものもある種こういう作品を懐かしく読んでしまう心理というヤツかもしれません。
か「」く「」し「」ご「」と「
発売日:2017/3/22/
あらすじ(Amazonより):きっと誰もが持っている、自分だけの「かくしごと」。みんなには隠している、ちょっとだけ特別なちから。別になんの役にも立たないけれど、そのせいで最近、君のことが気になって仕方ないんだ――。クラスメイト5人の「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、眩しくて時に切ない、共感度 1の青春小説!
しろ: 表紙の絵が太陽の光で懐かしい記憶のような幻想的な感じになっていますが、この作品のモチーフには合っている感じがしていて・・思わず手に取ってしまいますよね。
||| か「」く「」し「」ご「」と「 (ラノベ/小説・紹介・感想)
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