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スターティング・オーヴァー(ラノベ/小説・紹介・感想)

著者:三秋縋
イラスト:
出版社:メディアワークス文庫

主人公の青年がある日目が覚めると10歳の頃に戻っているという話。二度目の人生を着るチャンスを獲る訳ですが、普通ならば後悔した事や、やり直したい事があったりして、一度目の記憶を持ちながらもう一度やり直せるとしたらそれなりの回避行動だとか、ちがった未来を求めるべく行動するでしょう。

しかし、この物語では主人公はまったく同じ18歳を迎えるべく1回目と同じシナリオを進むことにするのです。その訳は一週目の人生に不満がなかったから。ツグミという恋人も隣にいて、充実した大学生活。そんな生活に満足していた主人公という設定です。

思い通りにならい二週目。一週目とおなじようなシナリオを進む主人公。でも二週目の人生の歯車はどんどん悪い方に崩れていきます。親友だった有事から虐めにあったり、恋人になる予定だったツグミからはフラれたり・・。そしてそんな主人公の精神は引っ込み時間となっていきます。

一応同じ大学へは進学することが出来た主人公。そこで、一週目の自分とそっくりな人物に出会います。彼の隣には一週目自分の恋人になる予定だったツグミがいて・・。そして彼は決意します。こいつは俺の代役・・だからこいつを排除してしまえばと・・・とまぁ主人公の二度目の人生は読んでいると気が滅入るようにどん底までオチまくるわけですが、そんな時、中高6年間一緒の学校だったヒイラギという女性を目にし、不意に感じるものが湧き出てくるのですが・・・そして本来の記憶の断片を取り戻す主人公。

彼女自身ボッチで孤独な人物だったのですが、二度目の人生においては特にマークしていた訳でもなく、お互い仲が良かったわけでもない人物。

実は主人公が付き合っていたのはヒイラギで、二週目の人生で惚れる相手を間違っていたんですね。本来の主人公は孤独でボッチだった!?そんな似通った二人は本来であれば互いに惹き合うカップルとなっていたというリア充だとおもっていた主人公が実は歪んだ人生に苛まれる中で大切な人と巡り合っていたという何とも切ないストーリーです。

 

 

理想とは全く違う二度目の人生。でも実は惹かれ合う相手はこんなところにちゃんと居たという切ないラブストーリー

日の当たるところには影がさすような青春のシナリオを行き来するようなラブストーリーが切ない。

startingover-img.jpg 表題の最初からやり直すというのは10歳に戻った主人公が同じ人生を辿るのではなく、歪んだ青春時代を憧れがあったリア充な青春に脳内置き換えされたものだったのかもしれません。


 

 

スターティング・オーヴァー (メディアワークス文庫)

発売日:2013/9/25

あらすじ(Amazonより):二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。全てをやり直す機会を与えられた僕だったけど、いくら考えても、やり直したいことなんて、何一つなかった。僕の望みは、「一周目の人生を、そっくりそのまま再現すること」だったんだ。しかし、どんなに正確を期したつもりでも、物事は徐々にずれていく。幸せ過ぎた一周目のツケを払わされるかのように、僕は急速に落ちぶれていく。―そして十八歳の春、僕は「代役」と出会う。変わり果てた二周目の僕の代わりに、一周目の僕を忠実に再現している「代役」と。ウェブで話題の新人作家、ついにデビュー。

しの: 満足する人生というのは実は有りえない空想の産物だったというオチと救いがあるこの作品は、光が当たるところでなく、その光でさした影の部分にも温かい何かを残してくれる感じです。ある意味最後の切ない展開にキュンキュン来てしまう。そんな作品・・。

posted by しの 投票 5 0


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