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白翼のポラリス (ラノベ/小説・紹介・感想)

著者:阿部 藍樹 (著)
イラスト:やすも (イラスト)
出版社:講談社ラノベ文庫

表紙を見ると「とある飛行士シリーズ」を想像してしまう人もいるかもしれませんが、本作の登場人物はもう少し年齢が下。まだ心が成熟しきれていないどこか日常に閉塞感をもっていた飛行機乗りの少年と、天真爛漫なステラという少女。やっぱり「とある飛行士シリーズ」に似ている感じがしなくもないですが、年齢とキャラ設定がラノベらしい10代風な未成年という設定がまた違った味になっているように思います。

物語の舞台は、陸地の殆どを失い、神話の中でノアという人物によってつくられた巨大な人工の浮島の上に立つ国家で暮らしている世界です。イメージだと、上が空、下が海という一面ブルーな世界に、人が営む人工島が浮いているようなファンタジックな感じですね。

 

posted by しろ 投票数 6 0


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幻想的なスチームパンクの薫りがする幻想的なボーイ・ミールガールな物語

神秘的なSFスチームパンクな薫りのする幻想的なディストピアな世界感が良い感じ

Polaris-of-white-wing-0.jpg

不思議な世界感なのですすが、ノアという天才によってつくられた浮島国家は惑星の大気の流れ(ストリームチャート)の沿ってそれぞれの島が周回軌道のようなものをもって動いてるようです。
ノアが作った浮島は非常に大きいのですが、土壌がそんなにあるわけでもなく、各国は少ない資源を確保すべく争っている事もあり、それぞれの国の浮島がどのように周回しているのかを記録したストリームチャートを極秘扱いしているという設定になっています。
まぁ、それがバレて、浮島の位置が分かってしまったら資源を強奪するような戦いが起きてしまうぐらいシビアな問題という事みたいです。

主人公の少年の父はそんな国家間のストリームチャートを預かり、勇逸、古代の技術で製造された戦闘機で行き来ができる「スワロー」をだったのですが、その父が行方不明になってしまいます。奇跡的に父の愛機とストリームチャートが発見され、主人公は父の後次スワローとなって空を飛ぶ夢を叶えることができるのですが・・

主人公は、スワローとしての責務も、報酬にも興味はなく、ただ空を飛ぶことだけに生きがいを感じています。スワローは空を飛ぶためだけの手段。空を飛ぶ事しか能がない主人公の少年は、生きる目的というか人生の甲斐というのを見いだせず、閉塞感をもっている感じ。
当然人とも交わりたくなく寡黙な少年です。

そんな少年がたまたま降りた無人島で1人の少女を救います。そんな天真爛漫な少女からとある浮島国に連れてって欲しいという依頼を受けます。

そして、このことが、少年の住む国と少女が住む国が絡む巨大な陰謀へとつながっていく・・
という展開はワクワクしますね。

はじめは「気が進まないが」風に請け負った主人公ですが、天真爛漫な少女と触れ合うことで、徐々に閉ざされた心が熱く開かれていく・・・というまさにボーイ・ミーツ・ガール王道な展開が味わえる作品だと思います。

空と海しかない蒼い世界の「静」を象徴するかの夜

愛機と少年・少女2人がお互いの事を話がら打ち解けていくプロセスはジーンときます・・。

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「静」から「バトル」へ・・メリハリある展開が緊張感を煽ってくれる

空を舞台にした作品ということで、少女を父の愛機に乗せたままの空中バトル。吊り橋効果とはいいませんが、この辺りは「とある飛行士シリーズ」なんかにもそんなシーンがあったかと思いますが、操縦する主人公が少女背中を預け、後部座席の少女が機関銃で銃撃!というような死闘を潜り抜ける2人。
そんな2人の間に信頼と尊敬の念が生まれるプロセスは見応えあると言えそうです。

Polaris-of-white-wing-2.jpg

主な登場人物

Polaris-of-white-wing-3.jpg

ステラ
未発見の無人島の波打ち際で偶然シエルに発見されて助けられる少女。
シエルにバトーへ連れてってもらうように仕事を依頼する謎の少女。
天真爛漫な性格。

シエル・ミスグラテル

数年前に「白翼」としてスワローとして名を馳せていた父が旅経ってから行方不明となり、偶然発見された父の愛機を受け継ぎスワローとなった。少女ステラと出会いバトーという国に向かい国家間の陰謀を救う冒険に出ることになる。

白翼のポラリス

白翼のポラリス (講談社ラノベ文庫)
発売日:2017/3/31

あらすじ(Amazonより): どこまでも続く空と海。はるか昔に陸地のほとんどを失った蒼き世界、ノア。人々は、いくつかの巨大な船に都市国家を作り、わずかな資源を争って暮らしていた。飛行機乗りの少年・シエルは、そんな“船国”を行き来し、荷物を運ぶ“スワロー”。愛機は父の遺した白い水上機“ポラリス”。空を飛ぶことにしか生きる意味を見出だせず、他人との関わりに息苦しさを感じていた彼は、無人島に流れ着いた少女・ステラを助ける。素性も目的も、何も語らない彼女の依頼で、シエルはステラを乗せて飛び立つことに。その先には、世界の危機と巨大な陰謀が待ち受けていた――。紺碧を裂いて白翼が駆ける。あの空みたいに美しい、戦闘機ファンタジー。

 

しろ: 蒼い空と海と神話の時代のオーバーテクノロジーで動く飛行機で、国家間の危機を救うボーイ・ミーツ・ガールな物語ってマクロ面での大きな動きと責務と、ミクロ面では少年・少女がお互いを思う思いや信頼関係が成就という2軸の展開に惹かれてしまう人は多いのではないでしょうか?

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