ちょっと郷愁を誘うエキセントリックな異能学園ミステリーなライトノベル「サクラダリセット」がアニメ化されました。異能を持つ少年少女立ちが発現する不思議な町の学園ミステリーというプロットの中で、「時間をリセットできる」異能を持つ春埼美空(はるき みそら)、どんなことも決して忘れない「記憶保持」能力を持つ異能を持つ浅井ケイ(あさいけい)、2人の能力に目を付けて春埼美空(はるき みそら)と浅井ケイを引き合わせる「未来視」の能力を持つ相麻薫(そうまかおる)。そんな2人の少年・少女が「贖罪」や「救い」のエピソードを紡ぐ作品は印象的で、ちょっと儚くて切ない物語が感傷的な気分に浸らせてくれると思います。
少女マリは出産で死産をした母親はそのショックから命を創り出す能力を得た母親によってつくられた少女。
「命をゼロからつくという異能」を問題視する管理局は、その異能を消し去るために、母親をサクラダの街から出し、異能を消し、少女マリを孤児として育てるという選択をするのですが・・・
この場合の贖罪といのうは「命を作る」という異能。「救い」は1人の少女を犠牲にして、倫理を優先するという管理局の考え方。
春埼美空(はるき みそら)はマリちゃんを管理局へあずける選択をします。無関心を装う春埼美空(はるき みそら)だけのでの能力では少女は救えません。でも浅井ケイの「絶対忘れない記憶」の能力を使うことで、春埼美空(はるき みそら)と2人で少女の涙を消すことができる・・という異なる人が協力することで、もっと幸せになれる選択が得られるということ事を暗示しているのですが・・
感情を思い出す春埼美空(はるき みそら)
ルールのみに従い感情を捨てて無関心を装うヒロイン春埼美空(はるき みそら)にロボット工学3原則を諭す浅井ケイ。
春埼美空(はるき みそら)が人間だという事を諭し、彼女に興味を抱き始める浅井ケイ。そしてその事を逆に諭す相麻薫(そうまかおる)。
そして、そんな二人を屋上から見つける相麻薫(そうまかおる)の「はっ」としたような意味深な表情と手つき・・・
自分が無自覚なのに絶対な善でありつつける春埼美空(はるき みそら)を最も美しい存在と言いながら、春埼美空(はるき みそら)に感情を与えようとしている矛盾・・・それは恋・・だよ・・と暗示する相麻薫(そうまかおる)
「未来視」の能力を持つ相麻かおる(そうまかおる)の時折見せる表情やしぐさがこの物語の伏線として後々に生きてくるような感じです。
そんな最も美しいものだと思っている理想を壊そうとしている彼は、春埼美空(はるき みそら)が普通の少女のようになることを選ぶようですが・・
いってみれば「きまぐれ」・・なのですが・・・その気まぐれというのが青春小説でいうところの恋愛感情にもつながるのか・・なんかこう儚いですね。
意味ありげなシーンですね。
「命を作る能力」を持つマリの母親に坂上くんの能力を使うことになるのですが・・
能力で作った自分の子供から離れ、子供を忘れようと母親。「子供を愛せない母親」が離れる方がいいと思える母親。
本当の子供が死んだという事実、それなのに、そっくりな娘を創り出した母親はその重罪に悩んでいます。死んでしまった本当の娘に対する罪の意識というところでしょうか・・・。
娘のマリは「母親に嫌われていると思います。」
そして「坂上くんの能力」を使って罪の意識にさいなまれる母親と娘はお互いの気持ちを伝えあう。
死んでしまった娘そっくりに母親が能力で作りあげた娘も、母親に愛されたい感情をもった「ママに愛されたい!」と思う人間だったんですね。
あきらめるしかなかった悲しみをリセットするためにサクラダの街に残った浅井ケイ。そのために記憶をリセットする春埼美空(はるき みそら)の便利な能力を使ったという浅井ケイ自身も無関心を装う悩める10代だったとうことですね。そして、10代でそんな感情や信頼を共有するに至る若者2人が抱くのはやっぱり恋心ということいなりますよね。
「贖罪と悲しみの救い」をテーマにしながら、裏側では切ない、儚い青春ラブストリーが紡がれているというところが感動するツボかもしれません。
あきらめるしかなった悲しみをリセットできる2人の出会いとそんな二人の心の動きを見守る相麻薫(そうまかおる)のハットする表情が気になる所。未来看ができる相麻薫(そうまかおる)は自分の運命がどのように選択されるのかしっているかのような意味深な表情だったります。
浅井ケイの助言を受け入れ髪を短く切った春埼美空(はるき みそら)。恋心という感情がまだわかない2人が試したキス・・彼女が愛していないということを証明するためにリセットをする浅井ケイ。
しかし、ただ、美空(みそら)の恋愛感情が偽善的なものであるという事を証明するためにキスをした軽はずみな行動に罪悪感を感じケイはこの記憶をリセットしてしまうのです。
でも、そのリセットの結果は相麻薫(そうまかおる)の遺体が川で見つかります。雨の中、山に登り足を滑らして死んでしまうと選択。昨夜未明から捜索願いがだされていて、朝遺体がみつかったということですから、三日間猶予のリセットはできそうな感じがいますが・・・この辺りが原作では物語の伏線として実は重要なキーを握っていたりします。
リセットには3つの誓約があります。
1.3日前まで時をもどすのではなく、その時の状態に現在を修復するもの
2.リセット後24時間はセーブできない(リセットポイントをつくれない)
3.春埼美空(はるきみそら)本人の記憶もリセットされる。
美空は相馬菫の死を知り、「ケイにリセットするよう命令してください」といいますが、浅井ケイはリセットはできない、使ってしまったということで、リセットの指示を春埼美空(はるきみそら)に出さないところが、ちょっと意味深なところ。
そう、実は、キスの記憶をリセットしてしまったため、リセットポイントをセーブできず、相馬菫の死をリセットできな事情があったわけですね。人のために使うべきリセットを春埼美空(はるきみそら)の誤解を解くためだけにキスしたという後ろめたい行為をなかった事にするちう自分のために使った結果、相馬菫(そうますみれ)の死をなかったことにできなくなった訳ですね。
そもその事を美空には言えないケイ。うーん・・意味深です。
結果として浅井ケイは、2人を引き合わせた相麻薫(そうまかおる)が死んでしまう選択してしまう形になってしまうのですが・・後半相馬薫(そうまかおる)を生き返らせることに奔走する浅井ケイの罪の意識というかそんな伏線として重要なポイントになっていたりします。
これからの展開が気になってしまう「サクラダリセット」でした。
そして、相麻薫(そうまかおる)の死から2年後。
監視官に呼ばれた春埼美空(はるき みそら)と浅井ケイ。2人でこれから人助けをすることを打診されるのでしたー。
2年前に死んでしまった「未来視」の能力を持つ少女、相麻菫(そうまかおる)とすべての始まりがこれから描かれ行く展開に目が離せませんね。
ちなみに原作では復活した相麻薫(そうまかおる)さんは結構物語のカギを握っている感じです。彼女が将来に夢を持てなくなった理由(わけ)。春埼美空(はるき みそら)と春埼美空(はるき みそら)の恋の行方、相麻薫(そうまかおる)を追加した彼女の心の中の真実・・
気になる人は是非「原作」を読んでみるのもいいかもです。
サクラダリセット
— まっつん games (@LARK0877) 2017年4月13日
面白いですね(^^)
凄く独特な雰囲気ですけどそこが
また良いような…
こういう哲学的(?)な作品は
原作を読みたくなって
しまいます(>_<)#sagrada_anime#アニメ好きと繋がりたい #アニメ好きな人RT #RTした人全員フォローする pic.twitter.com/JnnZVngVMH
サクラダリセット 2話
— きゆうまる (@kyu014_9000f) 2017年4月13日
栄駅 (咲良田駅)
キハ37
1話に引き続き水島臨海鉄道が登場。
電連になっている以外は完璧に再現されています。
幕は「水島臨海」のデザインそのままに「任海鉄道」に改変されています。
なお水島臨海鉄道は車内精算ですので駅に改札機はありません。#アニメ鉄 pic.twitter.com/UjIf5N3yQ7
サクラダリセット!!今期のアニメはまじで最高すぎ〜!浅井ケイと春埼美空協力したら最強やん!ww「記憶保持」の能力欲しすぎる!!
— アニメ好きのポカホンタス (@pokahontasu1234) 2017年4月15日
サクラダリセット見てる人RTかいいね!#サクラダリセット #いいねした人全員フォローする #RTした人全員フォローする pic.twitter.com/HuBwlvrkok
5月2日(火)サクラダリセットの振り返り&先行上映会の一般発売が開始となりました!
— TVアニメ「サクラダリセット」公式 (@sagrada_anime) 2017年4月15日
※こちらは先着順ですので予定枚数に達し次第、販売終了となります。
ネット予約、電話予約、店頭購入ができますよ!
詳細↓https://t.co/JCV9xOAR6r#sagrada_anime pic.twitter.com/d1Cp7hOlYn
サクラダリセット第2話「MEMORY in CHILDREN 2/3」の用語集が公式サイトにて公開中です!一部ネタバレを含みますので、ご視聴後に補完としてご覧頂くことをおすすめします!!https://t.co/LOBbbBTXOq#sagrada_anime pic.twitter.com/MfNpwiu8Gy
— TVアニメ「サクラダリセット」公式 (@sagrada_anime) 2017年4月14日
部長: 儚くて切ない不思議な感覚に浸れる青春ラブストーリーとしてしみじみ見れる作品だと思います。「贖罪」と「救い」がどんな結末をもたらすのか・・展開が見逃せないアニメということで今期期待できる作品の一つだと言えそうです。
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