第8話では血のつながらい兄弟同士そうし相愛!?という夏祭り花火な展開が進展していましたが、妹の気持ちを十分わかっているハズの兄の煮え切らない優柔不断な態度にイライラする妹紗霧ちゃんのおちゃめな愛らしさが全開の回だったと言えるかもしれませんね。
で、結局優しい紗霧ちゃんは、兄政宗くんの母親が死んでしまったというトラウマから一人になるのがさみしい。暖かい家族と一緒にいたいという兄の家族が欲しいという心理を垣間見て、妹になるのなんてありえない!恋人同士になりたいのに!という心境を飛び越えて、少しだけ妹の”フリ”をしてあげると約束してしまって、寝て起きてから・・「なんだか距離が離れた気がする・・」と墓穴をほってしまったというループになるところが、妹兄ラブコメの落としどころとしてお話はまだまだ続く・・期待をあおってくれました・・めでたしめでたしという感じです。
人というのは一人では生きいていけないといいます。が、しかし、ラブコメ作品ってご都合主義が王道といいますか、なぜか両親が戸建ての家にはおらず、主人公やヒロインがほぼ一人暮らしな感じで暮らしていることが多いんですよね。
お父さん、お母さんはラブコメ展開をする舞台にはちょっとおじゃま感じという無言の合意みたいなものがあるようにも思えてくるのですが、エロマンガ先生での8話では、こんな設定にアンチテーゼみたいな感じの兄政宗と紗霧2人が部屋から花火をみてかわす会話が思わずシンミリしてしまいます。
「やっとわかったー。」「兄さんは家族が欲しいんだ。」
「私は兄さんを家族だなんて思っていなかったし、兄さんの妹になんてなりたくない・・・でも・・しょうがないから、ちょっとだけ妹のフリをしてあげる」
妹兄モノなラブコメで、2人の微妙な距離感を保つプロットとして血のつながらない、引きこもりで兄に依存しまくっているとしか見えない妹紗霧のこの悟りのセリフは、ちょっと反則でしょ!というお涙ちょうだいな感動の家族愛をもってきちゃって!というところがこの作品の素晴らしいところかもしれないです。
政宗:「俺はねぇ紗霧ー。一人でいるのが怖いんだ。」
「俺の実の母親が俺が一人で留守番している事故になって帰ってこなかった。」
「それからなんだー。怖くってさぁ・・。だから新しい家族が出きて嬉しかった」
そんな兄政宗の告白を聞いて紗霧も、「実の母親を亡くしてから、部屋から出られなくなった」という胸中を兄に暴露するんですね。
2人の共通点。兄政宗は母を失った恐怖。そんなときに出会った新しい家族と、愛くるしい妹となる紗霧。恋愛感情とは程遠い妹を想う兄の不思議な庇護心みたいなのがこの場面で明らかになる感じです。
埋められない心の隙間。そんな隙間を埋め合わせることができる兄と妹という家族愛要素がこんな展開で入ってくるんですね。
兄妹という微妙で絶妙な家族愛?恋愛?という天秤で揺らぐところを楽しむ妹モノラブコメなシチュエーションとしてこういう奥深い2人のつながりって要素を背景にもってくるとう所とちょっと奇抜な「エロマンガ先生」というタイトルのギャップがまたいいですね。でも、この作品を知らない人の前で、「エロマンガ先生!」っていうと、ちょっと変な目で見られそうで怖い感じしないでもないです。そういう意味で、タイトルと内容のギャップが逆な意味で知る人ぞ知るというファンの間でのある意味宗教的なグリップ力をけん引するエッセンスとして機能するかもしれないです。
と、ここまでは8話の締めくくりでしたが、8話前半での妹砂霧の「妹として見ないで!」という猛烈アピールと、政宗くんが外泊してお留守番している紗霧の煮え切らない兄へのモンモンとした様子が終盤の「やっとわかったー」という2人の胸中のやりとりを盛り立ててくれていたりするわけですが・・
夏祭りに合わせて、家の中でなぜか浴衣を着て猛烈アピールする紗霧ちゃん
まぁ、引きこもりの紗霧ちゃんが浴衣をわざわざ来て見せる相手というは兄しかいないわけで・・まぁそれというのも、実直にダイレクトにそれも愛の告白小説を書いて面と向かって兄政宗に告白してきた千寿ムラマサへ対する対抗心から来ているんですね。
で、そんな妹の心を知らずに、兄政宗は「なんていうか・・・ムラマサ先輩みたいだー!」って声をかけしまうんですね。
兄さんと同じやりかたで告白したことも小説を読んで知っている紗霧。でも政宗くんは「好きな人がいるから断ったー。」と言ってくれます。でも政宗くんの小説をほめてくれたムラマサ先輩のことが2番目に好きだと言ってくれるんですよねぇ。
「じゃぁ一番は?」
・・・
「おまえ・・」
というか
「結局おまえ、何で浴衣きてるんだ?」
というすれ違い鈍感な政宗くんと妹紗霧のやりはラブコメ王道なやりとりですね。
近くて遠い存在・・煮え切らない兄政宗くんの鈍感さにいらいらする紗霧ちゃんの気持ちはわからいますよね。
で、やっぱり最後は「少しの間だけ妹のフリをしてあげる。」といってしまったことに、「私の夢は好きな人(兄さん)と結婚すること!」から「スッゴク遠ざかってしまったー。」とちょっと公開する紗霧ちゃんだってオチでしたー。
最後に、お・ま・けですが紗霧の自宅警備院をしているらしいことが判明していました。やっぱり自分おパンツは選択しているのとお風呂にも入っているので部屋にいるだけではないとはおもっていましたが、バンパイアなみに太陽の光に弱いみたいです・・。
部長: ラブコメ作品というは、勘違い、すれ違いから生まれるコメディタッチなラブストーリーが面白いツボだとおもうのですが、「ロマンが先生」はこのあたりが絶妙にうまい感じがする。
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