聖剣を扱い、突如出現した謎の”獣”たちを殲滅すべく戦った人族。しかし、その戦いもむなしく勇者は倒れ、最後の勇者であった主人公ヴィレム・クメシュは命と引き換えに獣のボスを眠りにつけるのですが・・。200年後、彼はとあるサルベージグループに発掘されます。人類最後の生き残りので、聖剣カリオンを扱える唯一の勇者だった男というという設定。
ヴィレムが管理する武器たちというのは、クトリをはじめとした遺体気な少女たちの妖精たい。人族が滅びたあと、聖剣カリオンを使える存在は、人の周りに近づき人のマネをしていた陽気な妖精たちだったという感じ。レプラカーンと呼ばれる彼女たちは、人族のそれも勇者しか扱えないとされていた武器(現世界ではダグウェポンと呼ばれている)を扱うよう調整され、17種の獣と戦える唯一の兵器として、自爆して強大な敵を打ち負かす効率的な兵器として運営されているのですね。
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クトリが適合しているセニオリス、猫耳アイセアが適合しているのがバルガリス。ヴィレムがかつてともに戦った勇者たちが使っていた武器だったります。
「消耗品の使いしての命」・・・「忌まわしき人間族の武器を使っている」と自暴自棄にかたり妖精兵。
ヴィレムは数百根前に彼がたたかっていた世界と、今の妖精兵たちを、救えなかった嘗ての戦友、家族とだぶらせて、彼女たちを救いたいと決意するのでした。
五日後に巨大な空飛ぶティメルが浮遊島を襲うという観測がされます。通常戦略では倒せない強大な敵。クトリとセニオリスの組み合わせで妖精門を開き暴走させて自爆して破壊するしかないと思っているクトリ。
一人だけの犠牲ですむからよかったと笑顔で笑うクトリ。
クトリ:「ねぇ・・・もし私が5日後に死ぬ運命だとしたら・・・キスさせろとかいったらどうする?」
死ぬことへの恐怖、自分の命への執着がないよう調整されたはずの妖精兵なのですが、年頃のクトリは、自分が消滅する前に誰かの記憶に残りたい、思い出を作りたいと普通の女の子のように思うことは一緒。
「子供がませたこといってんじゃねぇっていってんだよ。」
「誰でもいいからっというやけっぱちで自分をやすうりするなっていってるんだ」
「だったら安売りの内に買い占めなさいよ。賢い買い物の基本でしょ」
泣きながら思いの丈をヴィレムにぶつけるクトリのおでこにキスするヴィレム。魔力暴走で疲れた彼女のマッサージをしてやり、ぐっすり寝かしつけてあげます。
そして、クトリの部屋の壁に立てかけてあるセニオリスをみて、かつて一緒に戦い血って言ったセニオリスの使い手の勇者たちと彼女たちを重ねていてしまうヴィレム。
世界を救うためとはいえ、使い捨ての兵器として扱われている彼女たちを過去をしる勇者だったヴィレムはほっとけるわけないですよねぇ。
そして彼は自分の命を懸けて彼女たちを救おうとするのですが・・・原作の物語的には、最後には妖精兵たちは、「ただいま・・・」ということはできないんですね。そう、ヴィレムは彼女たちにパンケーキを作ってあげられないし、彼女たちもヴィレムのパンケーキを食べることはできない!?そんな感じで展開してゆきます。
彼は彼なりにクトリを鍛えます。聖剣を扱える彼のことをクトリをはじめとする妖精達は「何ものなの?」って感じですが・・
クトリは自爆せずともかつ術はある。彼女たちが使っているダグウェポンの本質は実はちがうものだったというヴィレムの言葉を過去死んでいった先輩たちの死が無駄になるかのように思えて受け入れないでいる・・・彼女の心の葛藤が切ないですね。
死ぬのは怖かったけれど・・やっと覚悟を決めることが出来ていたクトリ。グレンの言葉に彼女の心が揺らぎます。
妖精兵の戦いに旅立ちに備え、ヴィレムは聖剣の調整をMAXまでいたわるように調整していきます。
ヴィレムの言葉を素直に受け取れるようになったクトリ。「ただいまっ!」と言って帰ってくるために戦う決意をするのですが、そこは気まぐれな妖精ということで、「本当は強くなんかなりたくない」って鎌をかけてヴィレムにいう幼気さが切ないです。
クトリの帰りを当然のように帰ってきたらパンケーキを作る約束をするのですが・・・心のの中では彼自身が戦いたいという思いを強くしていくんですね。(体がボロボロでなければ・・)
旅立つ妖精兵たち・・・(うーん・・このシーンはこれまでのプロセスをみていると思わず涙が出てしまう・・)
戦いに旅立ってから連絡もなく過ぎ去る日々。出張先で彼女たちの軍が破れたと聞き、茫然とするヴィレム。でも実は無事だったクトリ達を目にして抱きしめるヴィレム。
この感動の再開も、思わず涙がでてしまいましたー。アニメではどこまでやるのかよくわかりませんが、クトリをはじめとした妖精兵たちが、帰ってこない展開がこの後すすかも!と思うと、その切なさと、アニメの幻想的な曲とがシンクロして、この作品・・・頭の中に強く残ってしまいあそうな感じです。
それんしても、ヴィレムさん渋すぎ。そしてクトリちゃんはお似合いの妖精ヒロインですね。
部長: 理不尽な戦い。その中で本来天真爛漫な妖精たちが使い捨て兵器として命を散らす運命にあるという設定と、そんな彼女たちも、恋をして思いを残して死んじゃうかもという物語って切なくてついつい涙腺がゆるんでしまう作品です。ヒロインの妖精兵クトリちゃんの普通の10代の女の子のような幼気な心情がこの物語を印象深く見た人の心に残る様な感じがしますね・・。
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